しょうご農園

和卵便り 52号

20114月1

春かと思ったら真冬のように凍てつく朝。例年ならもう鳴き始める鶯は、まだコタツの中でしょうか。宮崎のこの冬は記録的な少雨とか。沢の水が乏しく田植えがちょっと心配です。ご近所さんに頂いた自宅前の6本の花モモは、淡い桃色、濃い桃色、そして白色の花を咲かせ、野原では野草が芽生え、川には小魚と亀が泳ぎ、コッコたちはのんきに砂浴びを楽しんでいます。心休まるありがたい季節です。この人生に感謝、感謝。


ピヨ、元気に成長中!

ピヨは生後50日目。羽根が生え変わって、急に大人びてきました。夜間の保温がなくなり、毎日もりもり食べています。これまでの死亡率は0パーセント。でも、これからが要注意。夜に重なり合って寝る習性が出てくるので、一番下のピヨが圧死する危険があります。去年は多くのピヨを犠牲にしました。育雛舎に横棒を置き、低い止まり木で寝る練習をしています。今年は、さらに注意して仲間たちを大切に育てます!



菜の花満開!

コッコたちの健康は、新鮮な菜の花で安心。畑では満開の黄色い花が眩しく、コッコたちは春のご馳走に大満足。今年は、鹿よけの電気柵を設置したので、菜の花がとてもよく育ちました。モンシロチョウやミツバチがやってきて、とてもにぎやかです。この季節限定の「菜の花風味の和卵」を、皆さん楽しんでくださいね!!



お隣の杉を伐採!

養鶏場の横にある杉の木(約20本)を伐採しています。強風が吹くと、杉の葉や枝が落ちてきて運動場の防鳥ネットに引っ掛かり、破れやすくなります。ネットによる鳥インフルエンザ対策は役場から指導されているので、地主さんにお願いして、この杉を切らせていただくことになりました。樹齢50年の大木は日当たりのよい東側に太い枝をつけ、大きく傾いています。これを鶏舎と反対側に切り倒すのは人力では無理なので、ユンボの出番です。出来るだけ高い場所にアームを押し付けて、倒す方向を決めます。頼もしい相棒は、この仕事でも大活躍です!!



桜をサクラから守れ!?

春に都城市に毎年やってくる植木市。今年は奮発して、庭木や果樹などを20本購入しました。その中の1本、八重桜の「緋寒桜(ひかんざくら)」を、養鶏場入り口に植えました。そして大事な仕事は、ヤギのサクラから桜を守ること。ヤギは桜の木が大好物。廃材を利用して丈夫な囲いを作りました。数年後の春には、鮮やかな濃い桜色で、皆様を歓迎できると思います!!


大震災

 311日の東日本大震災。大きすぎる被害で、言葉もありません。時に残酷な自然の動きの前に、人間が築いた文明があまりに脆いことを再認識しました。地球が幾度と繰り返す避けられない現象。私たちはいったい何を学び、どう進化していくのか。人類に課せられた試練だと思います。今は、被災者の皆様へお悔やみを申し上げるばかりです。

 

 

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