しょうご農園

和卵便り 53号

20115月1

今年の春は、山の緑が少ないようです。深刻な少雨の影響でしょう。沢が枯れていて有水川の水は乏しく、九州各地では節水対策がはじまっています。これからの梅雨に期待したいものですが、どうなることやら。お天道様のご機嫌は予測できません。東日本では原発事故のため節電が行われ、西日本では節水。今年は現在の生活様式を見直すことになりそうです。自然に敬意を払い、与えられた恵みに感謝することが大切ですね。

しゃくなげの花

若鶏の引越!

生後81日目、大きくなったピヨは狭い育雛舎で窮屈になってきました。他の作業で忙しくて遅れていたコンスタンサ鶏舎の受け入れ準備がようやく完了。床の鶏糞を田畑に散布し、軽トラ2台分の籾殻を床に敷きました。そして、4月29日に引越。ピヨの数を確認しながらカゴに入れて、広い新居に運びます。メス105羽、オス6羽。運動場には好物の野草があるし、ピヨたちは大喜びです。快適な住宅で、元気に成長してほしいものです!!



畑の作付け作業!

この季節の楽しい作業は野菜などの定植や種まきです。今年は大好きなイモ類に力を入れています。サトイモを4種類、山いも・長いも・タケノコ芋・キク芋などを6種類。ジャガイモ3種類、サツマイモを2種類。出来るだけ多くの種類を栽培して、この地に適した品種を選ぶのが目的です。イモ類は成長が遅いですが、収穫後に長期保存できるし、なによりも美味い!まだ自家用ですが、近い将来には納得できる作物を皆様にお届けしたいです。どうぞお楽しみに!


米つくり 〜その1〜

2度目になる米作りの準備の始まりです。最初の作業は種籾の選別。去年収穫したヒノヒカリの籾を塩水に入れて、浮いた軽い籾を除きます。通常よりも塩分濃度を濃くするので半分近く浮きますが、沈んだ重い籾で丈夫な苗を作ります。続いて、バケツの食酢溶液に籾を24時間浸して消毒。ここでも農薬は一切使いません。それから養鶏場横の川に入れて芽が出るまで7日間ほど待ちます。「苗半作」。気持ちをこめて大切な仕事を進めています!!


小麦つくり 〜その2〜

新しい田んぼの裏作で栽培している飼料用小麦に穂がつきました。冬からの記録的少雨の為、成長が遅く心配しましたが一安心。何しろ初めての麦つくりで、すべてがドキドキです。それにしても、茎が伸び始めたら数日で穂が出てきて、その変化は驚異的な速さです。金網と電気柵に守られているので獣対策も万全。収穫まであと一月くらい。どれくらいの収量が出るか楽しみです!!


山菜がうまい!!

 村上光太郎先生の本を参考に、春の山菜を堪能しています。ヨモギは新芽を味噌汁やケーキに入れて爽やかな風味を楽しみ、乾燥させて香ばしいヨモギ茶に。宮崎で「サドガラ」と呼ぶイタドリの新芽は炒め物にしてご飯のおかずに。他にもスギナやドクダミにタケノコなど沢山の山菜や野草があり、田舎は美味しい食材の宝庫です。入植6年目で身近な恵みを楽しめる余裕が出てきました。そして、和枝の料理に感謝、感謝!!

 

 

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