しょうご農園

和卵便り 55号

20117月1

宮崎では連日大雨注意報が出ましたが、平年より16日も早く梅雨明けしました。夏至を過ぎて太陽は真夏並みになり、仕事では日焼け防止と水分補給が欠かせません。この季節、家の庭に出てくる「大名竹」のタケノコが楽しみです。タケコの王様と言われるだけあり味は絶品で、酷暑に負けない力を与えてくれます。

そうして、もうひとつの新しい楽しみはツバメの巣。玄関外灯に完成した巣に5羽の雛が誕生しました。まだ目も見えず大きく口をあけて親を呼ぶ姿はかわいく、両親ツバメは食事運びで大忙し。自然の営みはどれも美しいものです。日々の出来事に幸せを感じられるのは、ありがたいですね!


初卵を塩で頂きました!?

627日、生後140日目、待ちに待った初卵です!!6月中旬からの長雨でブリッサ鶏舎の産卵が激減していたので、ほんとうにうれしい初卵でした。今回の初卵はいつもより大きいと思ったら、なんと黄身が二つはいっていました。2倍も縁起のよい初卵を、天然塩を入れて卵かけご飯で頂きました。これは最近の我が家(正吾だけ?)の流行で、醤油よりも卵の味がはっきりわかり、とても美味しいのです。臭みの無い和卵だからできる食べ方です。皆様も是非一度お試しあれ!!


仲良し就巣鶏!?

この季節の定番は就巣鶏。ブリッサ鶏舎では6羽もいて頭が痛いです。卵を産まないで産卵箱を占領する厄介者ですが、その姿はけなげで憎めません。その中で、いつも同じ2羽が一緒に産卵箱に入っています。よほど相性がよいのでしょうか、時には上下に重なっています。しかし、これからの暑さで熱中症にかからなければよいのですが・・・ 早く就巣癖が抜けてほしいものです!!


米つくり 〜その3〜

なんとか田植えが終わりました。水管理の問題で苗つくりがうまくいかず、不足分を市販の苗で補いました。さらに、田んぼがでこぼこで田植え機がうまく働かず、欠株が多数あり手植えで補植しました。腰を曲げての作業はきついですが、泥の中を歩いて水と稲に触れるのは気持ちよく、これも百姓の楽しみとわかりました。そして雑草対策のため、田んぼに米糠とくず大豆を散布しました。米糠が発酵分解して発生する有機酸で雑草の発芽が抑えられるのです。自然に優しい米作りの知恵と技に感謝です!



草刈で大汗!!

新しく購入した農地の草刈作業をがんばっています。その面積は1460u。6年以上放置された田んぼには、セイタカアワダチソウと大株のカヤ、土手際には竹が広がっています。背負い式の刈払い機で、背の高い草を刈りながら移動させるので腕・腰の筋肉がパンパン。機械の振動と騒音もひどく、一日3時間が限度の仕事です。作業中、枯れた草の陰からイシガメが3匹も出てきて、危うく大怪我をさせてしまうところでした。亀の避暑地を奪ってごめんなさい!!この場所には9月に菜の花を植える予定です!


節電の夏に思うこと

 毎日聞こえる「節電」の声。現状から必要なことですが多少疑問を感じます。日本の家庭はすでに、世界で一番節電していて、一番高い電気料金を払っています。さらに消費電気の大半は企業によるもので、発電原料のほぼ全てを輸入しています。一人ひとりの生活での努力も大切だけど、もっと根本的な問題があるのではないでしょうか。とてもとても大切な課題です。皆さん、どう思いますか?

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved