反省〜その2〜
先日、ほかの鳥の毛を食べる癖がある雌鳥をさばいて美味しくいただきました。解体中に砂肝の中にある小石が少ないことを発見。鶏は小石を砂肝にためて強力な筋肉で食べたものをすりつぶし消化しやすくします。私たちは鶏が運動場で穴を掘って土や石を食べているから十分と思い込んでいたのですが、大失敗でした。早速、川砂利を古いスーツケースに入れて与えました。鶏は大喜びで小石を食べています。餌の消化が改善され、コッコはさらに健康になりました。ちなみに砂肝のお刺身は絶品でした。もちろんレバーとササミも。
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ピヨの成長
^^4月25日生まれのピヨたちはすこぶる順調に成長しています。これが3回目の育雛。初めて1羽も死なせませんでした。今回は最初の1週間に、ニンニク、唐辛子、ウコンなどを入れた練り餌と完全栄養食である和卵のゆで卵をたっぷり与えたのがよかったようです。生後5週間目、かわいいヒヨコの羽は茶色になり、とさかの形もはっきりしてきました。体重は大きいのが300g、小さいのが120g。すごい個体差です。毎日広い鶏舎の中で元気に遊んでいます。
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メス
オス |
初夏の緑餌
5月に入り緑餌は菜の花から初夏の野草に変わりました。和卵の初夏の味はいかがですか? この時期に活躍するのは道端でよく見かけるラミー(クワ科のカラムシ、別名:たんたん草、裏白など)。この地域では、茎の繊維を利用するため昔は栽培していたようですが、今では邪魔者の雑草。でも、コッコたちにはご馳走です。私は毎朝6時にラミーを刈りに軽トラで地域を回ります。今は根を取ってきて農園に移植中。近い将来、ラミーの自給を目指しています。
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サンサル鶏舎
この鶏舎の名前の由来は、中米エル・サルバドールの首都サン・サルバドール(サンサルは日本人がつけた略称です)。私たちが途上国で暮らした最後の街です。2005年2月までの2年間、JICAの仕事で中米広域環境協力案件形成を担当しました。対象は中米7カ国。出張が多くて刺激的な任務でした。そして休日にはアパートの大家さんが所有するコーヒー園にある秘密の温泉で命の洗濯をしました。モルフォチョウが湯気の中を飛んでいく、まことの別世界でした。
(サルバドールSalvadorは「救世主」の意味)
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秘密の温泉
アパートから見える
サンサルバドール火山
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