しょうご農園

和卵便り 7号

20071

 長い梅雨です。毎日の雨で外の仕事が進みません。どんより曇った朝は体重が倍になった気がします。この時期に活躍するのは雨カッパ。カッパを着て作業すると汗が噴出して外も中もびしょびしょになります。
 長雨でコッコたちもユウツなのか卵の数が少し減ってきました。コッコも私たちと同じ生き物、しかたがないですね。雨はすべての生き物にとって大切なもの。でも、やっぱり梅雨明けが待ち遠しいです。

さくら、妊娠は、ああ勘違い!!

 残念ながらさくらは妊娠していなかったようです。出産予定日を過ぎてもその気配がありません。おなかが膨らんでいたのは太っただけ。相変わらず農園内を飛び回っています。ヤギの発情期は9月から1月くらいまでですが、種付けをしたのが115日、発情期の最後あたりだったので判定が難しかったようです。とにかく、私たちの勘違い。大変お騒がせをしました。次回のチャンスを待ちましょう。楽しみは先延ばしです。



ピヨが運動場に!

 624日、生後60日のピヨたちを小屋から運動場に放しました。運動場は野草がぼうぼう。ピヨたちにとっては密林のような感じです。みんな喜んで探検を開始。たくさんの野草と虫を食べています。でも、小屋の中で遊んでいるヒヨコもいて、性格の違いが出ています。運動場には、カラスやトンビから守るため防鳥ネットを張っているので安心。元気よく走り回って病気に負けない健康なヒヨコに育っています。


就巣鶏(しゅうそうけい)!?

 4月頃から就巣鶏が増えてきました。就巣鶏とは孵化のため卵を抱いている鶏です。採卵箱で羽根を膨らませてじっとしています。こうなると餌を食べなくなり卵を産みません。たとえ卵がなくてもその状態でいます。彼女たちの本能です。けなげな姿ですが、採卵を目的にしているので問題です。仕方がないので就巣できる場所の無いところに3日くらい隔離します。そうすると卵を抱くことを忘れ、また餌を食べはじめてやがて採卵し始めます。いつかは、ちゃんと彼女たちに卵を抱かせて、雛をかえしてみたいですね。

製材作業

 雛を育てる育雛小屋を建設するため、木材の製材を始めました。木は2月に切って乾燥させていた40年くらいの杉です。4メートルに切って丸太にして、それをユンボで吊り上げ、簡易製材機に移します。太い丸太は数百キロあるので人力では無理です。ユンボは心強い相棒です。簡易製材機はドイツ製のすぐれもの。使い方によってはかなり精度ある製材ができます。去年から使い始めてだいぶコツがつかめてきましたが、木の性質を読むのは難しく、まだ修行が足りません。





68日は私たちの入植記念日でした。岩屋野集落に越してきて2年になります。おかげさまで大きな怪我や病気もなくここまできました。皆様の応援のおかげです。ありがたいことです。これからもよろしくお願いします。


追伸
 630日、シティFM都城の「土曜ボンバラ」に電話インタビューで約15分間出演しました。初体験で冷や汗が出ました。これからも和卵の宣伝をがんばります。


 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved