しょうご農園

和卵便り 77号

20135月1

コッコへの給餌を終えて一息。ふと、朝日が当たる西の山を見上げると、新緑の鮮やかさに時を忘れます。いったい何種類のみどり色があるのでしょう。見つめていると山が近づくのか、自分が引き寄せられるのか、不思議な感覚です。自然が作り出す、無秩序で落ち着きある癒しの風景。日々姿を変えて季節をあらわします。山々に囲まれ、川のせせらぎに安らぎ、深く息を吸ってゆっくりと吐き出す。わが農園はすばらしい環境にあると、あらためて実感です。


サクラミルクが復活!?

最近ヤギのサクラの乳房がパンパンに膨らんでいました。重いオッパイを揺らして歩く姿はかわいそうなので、和枝が搾乳したところ、なんと1リットルのミルクがでました。子供を生んでいないのに、どうしたことか?せっかくのミルクなのでコッコたちにご馳走したら大喜び。しわしわになったオッパイは数日で膨らみ、今は3日おきに搾乳しています。サクラは食欲倍増。いつまでミルクが出るのか、興味津々です!

鶏解体に挑戦!

友人家族が生きたコッコを購入して解体に挑戦しました。私達は場所と道具を用意し、指導を担当。まず、真剣な表情でケイスケ君が血抜きをした後、夫婦で羽根をむしり、ミカさんが内臓を取出して、見事な丸鶏になりました。そして「こしきの塩」を使って丸ごと蒸し焼きに。待望の昼食です。意味深い美味しさにみなさん感激した様子。「命を頂く」ことの実体験をお客様に提供できたのは、私達にも貴重な経験となりました。コッコのおかげだよ、ありがとう!



竹細工の個展見学!

卵かけご飯や鶏肉料理にぴったりの天然塩「こしきの塩」。その生産者、有馬新七さんが4月中旬、鹿児島市で竹細工の個展を初めて開催しました。繊細な作品には実直な人柄が表れ、手作り塩の美味しさの理由を知りました。そして、ドミニカ共和国滞在中にお世話になった有馬ご夫妻とは、14年ぶりの再会で感無量。同じ九州で、こうした形で縁が続くとは、人生、面白いですね!



我家の料理紹介 〜その5 : 蕎麦クッキー !

おやつに最適な蕎麦クッキーの紹介です。材料は、そば粉300g、砂糖80g、バター100g、ヨーグルト30g、卵2個、ベーキングパウダー2g、干しぶどう50g。これらをボールに入れて混ぜ、直径2cmに丸めて平らにし、オーブン200度で20分焼きます。出来上がりはサクッとした感じではなくソフトタイプです。蕎麦の風味がたまらない健康食です。美味しすぎて食べすぎにご注意を!



「祈り」と「願い」の違い

3月末に見た白鳥哲監督の映画「祈り」。人の祈りが偉大なる力を生み出す仕組みを、明確に教えてくれました。そして、「祈り」と「願い」の違いについて考えさせられました。いろいろな解釈がありますが、私は、違いはその対象にあると思います。例えば、個人的な欲求への「願い」、この世のすべての幸せに向けた「祈り」。皆さんはどう考えますか?

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved