しょうご農園

和卵便り 79号

20137月1

先月の心配をよそに、雨の多い本格的な梅雨になりました。おかげさまで田植えは無事に終わり、「さのぼり」で美味しいお酒を飲めました。「さのぼり(早上り)」は田植えの終わりに田の神を送るお祭りで、岩屋野集落では住民20人が公民館で飲み方をします。農家にとって大切な米つくり。丹精こめて用意した田んぼに稲苗を植えた後は、自然への感謝と喜びを感じます。米つくり4年目の新米百姓。そんな気持ちを少しはわかってきたようです。

コッコへのご馳走

稲の苗が余ったのでコッコにご馳走しました。はじめは見慣れない苗箱に近付きませんでしたが、すぐに食べ始めました。コッコはくちばしで引っ張って食べるのが大好きなので、葉っぱを食べ終わると茎を引っ張り、すべての苗をポットから引き抜いてくれました。根が張っているので手作業だと大変なのです。仕事が減って大助かり。コッコ、ありがとう!

姉さんコッコ、断食に成功!

先月、姉さんコッコ達は9日間の断食を耐えました。断食期間の目安は産卵数がゼロになるまで。断食明けは1週間かけて餌を徐々に増やして元通りの食生活になり、コッコは再び産卵を始め、以前より良質の和卵を産んでくれています。そして、何よりもコッコが生き生きして健康そう。鶏冠は鮮やかな赤色です。人間にも鶏にも、断食は若返りと健康つくりに効果があるのですね。でも、腹ペコでかなりつらそうでした。よくぞ頑張った、えらいねコッコ!



ピヨ、おからが大好物!

生後34日目、ピヨは羽が生え変わり、走って飛んで、沢山食べて、とっても元気です。野草とニラを切らずにあげてもきれい食べきり、サクラのミルクもすっかり飲み干し、そして、先週からおからをあげたら大好評。とても美味しそうに食べています。今回のピヨたちはいつもより元気がよくて、どんな美人コッコになって、美味しい和卵を産んでくれるか楽しみです!



米つくり2013 〜その2〜 田植え

6月中旬、4日間で田植えをしました。6枚の田んぼは計3反。初挑戦のポット苗は40日目。葉の高さは20センチ、茎は太くて丈夫な大苗です。ポット苗専用の田植機(みのる製)も初運転。新しい田は完全に平らでないので、水深や泥の固さが違い、少し苦労しました。でも、真っ直ぐ立つ稲の姿は力強く、去年より大きく前進です。そして雑草対策。水深を10cmにして、発酵させた屑大豆と米糠をばら撒き、5日後にはチェーン除草。美味しい米をつくるため、農薬の代わりに知恵と体力を使います!


帯広

田植え前の週末、6年半暮らした北海道帯広に行って来ました。大学の寮の同窓会に参加するためで、2年半勤めた会社の皆さんにも会うことができました。ひさしぶりのうれしい再会。見た目は互いに歳をとりましたが、あの頃と変わらない恩人の声、雰囲気、あたたかさ。新緑の十勝平野の向こうには、連なる日高山脈に雪が残り、懐かしさと美しさに深く酔いしれました。我が青春の街で大きな力を頂いて帰宅し、留守番を頑張ってくれた愛妻に感謝です。

 

 

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