しょうご農園

和卵便り 87号

20143月1

2月は逃げる」と言いますが、ほんとうにあっという間に過ぎました。各地での大雪被害。特にビニールハウス倒壊など農家への影響が心配です。そして冬季オリンピックで感動の涙。一生懸命に頑張る人は、みんなに力を与えてくれます。農園では菜花が開花、こぶしや花桃のつぼみも膨らみ、川には小魚の姿、そして、コッコは土を掘って砂浴び日光浴。スギ・ヒノキに囲まれていますが、鶏には花粉症はないようです。でも和枝がちょっと大変そう…


サクラのオッパイが・・・

看板娘、サクラの片方のオッパイが小さくなってしまいました。あれは年末の出来事。さかりが来て発情したサクラにしつこく付きまとわれた柴犬のロンが、ついに切れてサクラの乳房に噛みついたのです。ヤギは発情すると、他の動物のオスに対しても猛烈に色気をふりまきます。もちろん私にも!傷は深くてしばらくミルクに血が混じり、後遺症で乳量は減ってしまい、可哀そうなオッパイです。



薪ストーブ、大活躍!

薪ストーブのおかげでこの冬も我家は寒さ知らず。でもその活躍は暖房だけではありません。ストーブの上では無水鍋でサツマイモをふかし、きな粉にするため大豆を炒り、ラッカセイも炒り、豆を煮て、ヤカンでお湯を沸かします。そして、周りに竹ザルでシイタケを乾燥させます。さらに、たまった灰は田畑の肥料に。まっこち、薪ストーブはすぐれものです!!



倉庫つくり!

2月は大工仕事を楽しんでいます。延び延びになっていた倉庫つくり。去年の夏に製材・加工した木材がようやく日の目を見ました。この倉庫には農業機械と稲藁、そしてユンボを保管するので、屋根の高さは約4.5m。柱は15p角。これまで作った小屋の中で最大です。これからは屋根作業。高いところからコッコ達を眺めて頑張ります!



初めてのキャンプ見学!

2月9日の日曜日、山口県から遊びに来た和枝のお姉さん夫妻と一緒に、巨人軍キャンプを見学しました。朝9時、「サンマリンスタジアム宮崎」に着くと車の行列で駐車場まで20分。宮崎で初経験の大渋滞。そして球場には大勢のファンが。出遅れた私達は3階席で見学。松井臨時コーチの背中を見れたし、1軍選手のゆったり練習も面白かったし、けっこう満足しました。それにしても、県外からのお客さんが沢山いてびっくり。キャンプの経済効果はすごいですね!



本のおかげ

冬の雨の日は読書を楽しみます。浅田次郎の「終わらざる夏」。終戦直後に起きた、千島列島の北東端にある占守島(しゅむしゅとう)での悲しい戦い。日本近代史の重要な事実を、今まで知らなかったことを悔やみ、矛盾とやるせなさを感じました。さらにこの本のおかげで、自分の根元を考えました。もし、彼らの勇気ある犠牲がなかったら、北海道までソ連に奪われ、自分は存在していなかったかも。あってはならない運命で戦死した人々の冥福を祈ります。

 

 

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