しょうご農園

和卵便り 9号

200791

残暑お見舞い申し上げます。

828日夜830分、外に出てみると皆既月食がきれいに見えました。お月さんの左側から三日月形の明かりがだんだん広がっています。秋の気配を感じる涼しい夜に、宇宙の動きを感じます。日常の小さな出来事を忘れさせてくれる、静かなひと時でした。

厳しい残暑で低迷していたコッコたちの産卵は、少しずつ回復してきました。日中は日陰に集まり、穴を掘ってひんやりする土にうずくまったり、羽根を少し持ち上げてわきの下に風を入れたりして、暑さをしのいでいます。面白いことに、朝の涼しい時間には鮮やかな鶏冠と顔の赤色が、夕方になるとちょっと白みがかっています。コッコたちは顔色の変化で体調を教えてくれています 

 さくらに異変!!

さくらが外で遊んでいる時、突然転んでもがいていました。あごの下辺りが腫れています。翌日は腫れがひどくて元気がありません。どうやら蜂か毒虫に刺されたようです。3日後には腫れが引きましたが、うまく口があけられず、すっかり痩せておなかがスリムになってしまいました。でも1週間すぎるとすっかり元気になり、またおてんばに戻っています。たくましいですね。




 井戸掘削、水が出ず!

農園に井戸を掘りましたが、なんと水が出ませんでした。大ショック。業者さんが掘削したのですが、地下5メートルくらいから厚い岩盤があり、いくら掘っても可能性は低いようです。じつは、農園の一角に家を建設する計画をしています。まずは水の確保が大事。川の近くだから掘れば水は出ると考えていたのですが、まさか、まさかの事態になりました。現在、近くの沢水を利用できないか検討中です。夢のマイホームの前に立ちはだかる大きな問題です。でも、きっと解決できると信じ、前進あるのみ。






育雛舎、完成間近!

 育雛舎がほぼ完成しました。今回は、自分で製材した杉の柱、屋根も合掌つくり、これまでの鶏舎よりもちょっと高度な技術を使いました。これも、次の事務所建設の予行練習のためです。そのため、あまりにも立派すぎる育雛小屋になりました。雛たちはきっと満足して健康に育ってくれるでしょう。現在、床の材料のため、大量のカヤや雑草をカッターで粉砕しています。その後は運動場の柵作りです。




若い二人に祝福を!

826日、自然養鶏の先輩である岩切義明さんと弓枝さんの結婚パーティーに出席しました。とてもほのぼのとした気持ちの良い会でした。参加者の多くは農業と食にかかわっている方々です。岩切さん同様20代の若さで農業を始めている方、そして豊かな経験を持つベテラン先生、皆さんがさまざまな形で自分のおもいを形にしようとしています。まだ百姓かけだしの私たち夫婦は、新たな刺激をいただきました。人と人とがつながって、新しい何かが生まれ、そして広がる。じつに、いいですね。 若いお二人の幸せをお祈りします。




 それにしても厳しい残暑が続きます。皆さん、もうひとがんばりですよ。やっぱり、旬の野菜を食べるのが健康の秘訣ですね。今年は自家用菜園が好調です。とってもおいしいシシトウ、ピーマン、なす、四角豆、オクラ、苦瓜などがたくさん実りました。私は建設仕事で忙しく、菜園は妻が担当しています。妻に食べさせてもらっているわけです。ありがたいです。数年後には栽培もしっかりやりたいので、皆様にもおいしい野菜を提供できると思います。どうぞお楽しみに。

 ウコンの花
 

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