しょうご農園

和卵便り 90号

20146月1

暑くなってきた日中は、汗が噴き出ます。萌える若草の中でカエルが合唱、アザミの花には黒アゲハ蝶のダンス、夜の川辺はホタルの戯れ。世界は動きでいっぱい。花盛りの我が家では、和枝がお茶作りに励んでいます。ヨモギに代わってカキの葉茶が登場。そして、朝はとれたて野菜の生ジュース。夏に向けての身体作りにぬかりはありません。


桑の木、人気上昇!

運動場でコッコ達が桑の木の周りに集まっています。観察すると、3羽が枝にあがり桑の実をついばみ、30羽くらいがその振動で落ちた実を狙っていました。午後のおやつ時間でしょうか。桑は実と葉だけでなく、暑さ対策の日陰をコッコに提供してくれます。でも、あまりに成長が良すぎて、若枝がすぐに防鳥ネットを突き抜けてしまうので、こまめに剪定が必要。強靭な桑は自然養鶏に欠かせない仲間です。



きつい草刈にも大事な意味がある!?

草刈で忙しくなってきました。自宅と農園内、周辺の道沿いと広範囲。刈払機を使うと、エンジンからの電磁波と不自然な動作でひどく疲れます。でも、厄介な雑草は、使い方次第で貴重な資源になります。柔らかそうな草はコッコの緑餌として活躍。カヤなど固い草は回収して野菜畑へ運び、サツマイモやトマトなどの周りに敷きます。これで雑草は生えてこないし、草はやがて分解し生物の餌になり土を肥やします。手間暇かけて農薬を使わない。美味しい野菜作りの秘訣です!



至福の時!

農園のお隣さんの千洋とホーちゃんの友人、松本さん一家が2年ぶりに神戸から遊びに来ました。赤ちゃんとお姉ちゃんはとても穏やかな笑顔。ご家族の幸せを感じます。その日、ひどい腰痛の私を見かねて、奥さんのクニちゃんがチベット式マッサージをしてくれました。すぐ横で笛を吹いてくれる旦那の学君。彼の笛は一流です。澄んだ音色を聴きながら、やさしい動きでほぐれていく身体。まさに至福のひと時でした。ほんとうにありがとう!



田植え直前!

稲の苗は順調に成長しています。毎朝、ほうきで苗を撫でて、朝露を落として刺激を与え、太くて丈夫な苗を作ります。雨が適度に降っているので沢の水は豊富。1回目の代かきをした6枚の田んぼにはたっぷり水が貯まっています。カエル、ゲンゴロウ、糸ミミズなど無数の生物が活動し、土はとろとろになります。田植えは67日の予定。これから畔の草を刈って、難関の仕上げ代かき作業。きっちりと田んぼを平らに出来るか。緊張の時が近づいてきます。成功を願います!



 

夏季、和卵は冷蔵庫で保存してください!

 

雄鶏に守られているコッコが産む卵は、ほとんど有精卵です。温度が約35度になると細胞分裂を始め、白身は水状になり黄身に血管が出来始めます。そういった卵は食用として見た目に問題があります。ですから、暑くなる季節(6月から9月頃)は、和卵は必ず冷蔵庫で保存し、生食の場合はお早めにお召し上がりください。お願いいたします。

 

 

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