しょうご農園

和卵便り 96号

201412月1

早くも1年を振り返る月が来ました。薪ストーブの音を聞きながら思いを巡らせます。長い夜の楽しいひと時。私の1年は、これまで知らなかった自分の身体を深く教えてくれました。皆さんも1年の記憶に明かりを照らしてみませんか。

そして、畑は収穫でにぎわっています。サツマイモ、ソバ、里芋、自然署、カボチャ、大根、ニンジンなどなど。冬を越すため、大地の恵みをどっさり受け取りました。おかげさまで我が家は元気に年を越せそうです!


コッコ、菜の花に大満足!

毎朝、コッコは菜の花をたっくさん食べて大満足です。夏場の野草より柔らかくて美味しいのでしょう。お昼には全部なくなっています。緑餌畑では花が咲いている菜の花がちらほらと。今年の秋は好天が多く暖かかったので、成長が早すぎたのかもしれません。菜の花のご馳走は春まで続きます。みなさん、甘さが増してきた寒卵、菜の花風味の和卵を楽しんでください!



命を頂きました

112日、友人親子が来園し、「命をいただく会」を開催しました。コッコの体温を感じ、さばき、料理し、ありがたく食べて元気に生きようという会です。飽食の時代に当り前のことを思い出し、そして「コッコの中に未来の自分がある」と感じてもらいたいのです。なぜって、コッコの肉が私達の明日の身体を作るから。そう考えると、コッコが食べている米・野菜、カキガラ、鰹節が育った、田畑や海とも、私達は繋がっています。そうです、すべては一つの命の輪で出来ているのです!



クロが行方不明に!

夕方の散歩で、リードを落としたら、クロが突然走りだしました。紐が伸縮する巻尺状の容器が引きずられてカラカラと音を出し、追いかけられていると勘違いしたのです。臆病なクロはパニック状態。林道の奥へと見えなくなりました。軽トラで2日間探したけれど見つからず、3日目に「これでだめならあきらめよう・・」と最後の捜索。すると、川岸の石にリード容器が引っ掛かって動けないクロを発見。私達はあまりの喜びで放心状態。よかった!クロのありがたさを知った大事件でした。



ウッドデッキを解体

5年前に自作したウッドデッキが痛んで危険なので、解体しました。木材に防腐処理をしなかったのが大きな原因です。せっかくの杉の厚板が無駄になり、手痛い経験となりました。そして、再びウッドデッキを作るか、それとも地面にレンガを敷くか、現在思案中です。いずれにしても一生楽しめるよう、今度は頑丈に作ります!



友との再会

 先週、両親に会いに上京しました。その足を利用して東北・福島市を訪ね、懐かしい友に会いました。原発事故により全町民が避難した浪江町の臨時役場を支援する友、そして、EMを活用して放射能の除染に取り組んでいる友。青年海外協力隊時代、ともに途上国で活動した仲間です。彼らは家族と離れ、復興のために現地で淡々と戦っています。変わらぬ笑顔に、みなぎる力を感じました。私の自慢の友人です。彼らの汗が報われることを祈りつつ、私自身の役割について、あらためて考えています。

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved