しょうご農園

和卵便り 98号

20152月1

鳥目のコッコは暗いと動けないので、冬の仕事は朝7時から。太陽の目覚めに合わせての生活です。山間の養鶏場に日が当たり始めるのは9時頃で、それまで気温は氷点下。大寒は過ぎて、冷え込みは緩んでいるけど、朝の作業に指先は痛みます。でも、あったかい我家には、冬の楽しみがあります。薪ストーブの上で無水鍋が活躍し、さつまいも、さといも、カボチャなどを料理します。和枝が作る甘酒も、ストーブの横で発酵中。煮豆も忘れてはいけません。美味しいもので身も心もぽっかぽっかです!


不揃いの和卵たち!

コッコ達の産卵は去年の秋から絶好調。あまりに調子が良くて心配していたら、年長グループで産み疲れが出てきました。数は減らないけど、大きな卵が増えたり、殻が弱かったり、色が薄かったりと、外見のばらつきが目立ちます。味は変わらないと思うのですが・・・ 生身のコッコの産む卵だから、自然な流れとご理解ください。でも、あまりに気になる場合は、お気軽にご連絡を!よろしくお願い致します。



道を作る

友人の千洋が開拓している「ポカラ」への道の工事を加勢しました。油圧ブレーカを取り付けたユンボで岩壁を削り、道幅を広げる作業です。悠久の大自然がつくった硬い岩と、文明の利器である削岩機との戦い。砕け散る岩の破片、崩れ落ちる岩塊、渓谷に響き渡る轟音、そして全身に伝わる強烈な振動。ここで一番弱いのは自分の肉体。生活に必要な道を作り上げながら、生きていると感じた3日間。貴重な初体験を、ありがとう!


東屋の完成

養鶏場を流れる川の岸に、東屋が完成しました。予定のクリスマスからずいぶん遅れましたが、気ままな田舎暮らし。変更はつきもので、楽しみは引きのばしです!頑強なベンチに座って清流を見下ろせば、水の冷たさに魚もカメも留守のようです。ならばと、横になって目を閉じれば、せせらぎに重なる雄鶏の遠鳴きと、餌をねだるガトの甘い声。柔らかい西日が心地良くてうとうとすれば、5月の蛍や夏のビールを夢に見るひと時です。



オーガニックフェスティバルを満喫!

3回宮崎オーガニックフェスティバルに参加しました。「ひむか村の宝箱」の店の片隅を拝借して、和卵を販売。不器用ながらお客様に語りかけ、ゆで卵の試食をふるまい、奮闘すること2時間。用意した和卵は見事に完売!それから客に変身して、和枝と二人で食べ歩きや買いものを満喫しました。晴天と大勢の来場者に恵まれて、イベントは大成功!あたりまえの食を求める人の多さに、勇気を頂いた一日でした。お買い上げのお客様、そしてスタッフの皆さんに感謝です。



ステンドグラス

 恩人のお姉さま、ひさえさんから、鶏と卵をモデルにしたステンドグラスを頂きました。都城市で長年教室を開いているだけに、熟練の技は見事で、すばらしい作品です。さっそく居間に飾りました。ありがとうございました!

 

 

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