「風間君、釣りに行くそうだね。今頃は何が釣れるのだろう」

「漁港の中に柴ダイの群れが入ってきているらしい。それに二、三十センチのエバが混じ  

っているんだって。運がよければチヌもあがるそうですよ」

 多い職員の中で野村福祉士は男性だから興味があるのか、もしかすると釣りキチなのか

もしれない。風間から借り受けた竿の振りっぷりを見ると、当たらずも遠からずのようだ。

「風間君はいいな。ん、いや、たくさん釣れるといいね。・・・ほら、きたようだよ」
 
 野村福祉士はひっかかったように声をもつれさせて、門の方を指さした。やってきたの

はボディーに山下モータースと大きく描かれたワゴン車だ。

「やあーどうもどうも。・・・・・・おい和夫、後を開けてレールを延ばせ」

 窓から顔を出した和広は笑顔で挨拶をすると、大声で怒鳴って息子をせかせた。和子の

軽乗用車の他、山下モータースにはワゴン車と軽トラックがあり、二台ともバイクを運ぶ
 
のに使用する。とくに雨の日などはワゴン車の方が便利なのだ。

「伸介、準備OKだ」

 風間のすぐ後に回り込んで、和夫が催促した。ワゴン車の後方から斜めに掛けたレール

の上を、風間は電動車椅子を操作して昇っていく。和夫が安全を確かめながら付いてきた。

「さあ出発するぞ。それじゃ行ってきます」

 車椅子を固定して、レールを積み込んだ和夫が助手席に乗り込みながら、野村福祉士に

声をかけた。野村福祉士が手を振る間もなく発車した。時計を見ると九時だった。

 【南光苑】のある高台を下ると田園が見渡せた。黄金色の穂が頭を垂れている。このぶ

んでは、ぼちぼちコンバインが稼働するだろう。山間部を貫けると四十分ほどで漁港に着

いた。車から下りてポイントに向かう。ちらほらと太公望の姿が目についた。

「ここら辺りがいいようだ。ここで釣るぞ」

 沖の方に目を遊ばせていた和広が振り返って、断固としたような口調で声をかけてきた。

風間に異存はなかったが、和夫は不満であるらしく声を荒げて抗議した。

「おれ、あっちの方がいいと思う。・・・・・・・おれだけは向こうで釣るぞ」

 いつもはそれほどのこともないのだが、父子というのは時に反発心が湧くものらしい。

肩に竿を担いで和夫はさっさと行ってしまった。風間と和広は早々に仕掛けを作った。ピ

ンクのビニールのついた六本の枝鈎があるサビキで、いちばん下にカゴをつけた。用意し

てきた撒餌のアミをカゴに詰めて、竿を振った。しばらく当たりを待つが、掛かってこな 

い。深さが合わないのかと、風間は竿先を上下させた。とたんにググッときた。リールを

巻こうとすると、続けざまに竿先を引っ込んできた。

「一度に柴ダイ二匹。山下さん、そっちは三匹ですか」

「おう、伸介君やったね。手の平より少し小さいがタイはタイだ」

 いかつい顔の山下和広が風間の顔を見て、にっとなった。和広は五十をいくつか越えて

いるだろう。中肉中背のがっしりしたタイプだ。和夫を通じて知合ったのは風間が高校に

入学してすぐだった。常日頃、怒っているような和広の顔は一種近寄りがたい凄味さえあ 

る。そのぶん損な顔ともいえるが、根は温情そのものなのだ。

「おおっと、またきた。こんどは四匹だ。山下さん、これは入れ食い状態ですよ」

「おう、おう」

 息つく間もなく釣れるので、和広は鈎から魚を外すのにやっきだ。生返事しかできない。

 五十分ほどで食いがピタリと止まった。引きの潮どまりのようだ。和夫がやってきた。

「こっちは四、五十匹だ。十匹ほどエバが混じった。伸介はどうだ」

「こっちも似たようなもんさ」

「ええっと十一時すぎか。ちょっと早いが飯にするか」

 時計を見て、和広が満足げに顔をほころばせた。いかつい顔だが、笑うと愛嬌を感じさ

せ、恵比須様のようになる。和夫も父と瓜二つだ。和子はきっと母方に似たのだろう。和 

子の手料理に違いないはずの弁当を広げた。

「うまい、うまい。これだけ釣れると飯が余計にうまい。ところで伸介君、中古のバイク

だが、リストができた。よく整備したバイクだから自信をもって売ってもらいたい」

「わかりました。使用年数や型、価格を打ち込んでおきましょう。あっ、そうだ。もし割

り引く場合はどれぐらいにしますか」

「うむ、まあ一割だね。価格どおり売れれば、そのぶん伸介君の取り分が増えるわけだ。

あ、うん信用問題に関わるので決して上乗せはしていないからね」

「念を押さなくても全面的に山下さんを信頼していますから。きっと、どこに出しても適

性価格だと評価されるでしょう。よし堂々とやりますか」
 
「通信販売に限らず、中には悪質なものもなくはないからね。信用第一だ」

 食べ終えて、和広はお茶を飲んだ。和夫が風間のコップにお茶を注いだ。潮はまだ動い

ていない。ふと見上げるとトンビがゆっくりと大きく旋回し、山手の方に飛んでいった。

「伸介君、用足しに行かないか」

「いや、いいです。おれ、ここで番をしてますから」

「うん、そうか。それじゃ和夫、行こうか」

 声をかけて、山下親子は魚市場の建物の裏手に向けて歩き出した。どうやらトイレはそ

こにあるらしい。角を曲がって二人の姿は見えなくなった。その時、ワゴン車の横にスー

ッと黒い普通車がやってきて止まり、背広姿の男がふたり降りてきた。風間の方にぶらぶ

らと近づいてくるのを見ると、釣りに興味があるのかもしれない。

「おい見ろよ、変な車椅子に乗ってんじゃねぇか。そこの兄さん、ぼんやりするんじゃね

ぇよ。トメオ、からかってやろうぜ」

「おう、テツジ、退屈しのぎにはもってこいだぜ」

 風間のすぐ後ろからの声だった。ふたりとも実に陰卑な声音である。どうやら地元の人

間ではないようだ。いやな雲行きになりそうで、風間はこの場から逃れたいと思った。だ

が、それができる身ではない。

「よう、これは電動じゃねぇか。どうやるんだ」

 右横にきたトメオと想われる男が電動車椅子をいじりはじめた。荒っぽい手つきである。

「あっ、や・・・・・・・」

 風間は抗議しようと出かかった声を呑み込んだ。所詮は赤の他人である。なぜこんな因

縁をつけてくるのか。おれが身障者だからか。身障者であるというだけで、どうしてなん
   
だ。そんな理不純さを感じても今はじっと耐えるしか仕方がなかった。怒りに狂いそうに

なりながらも、風間は黙して懸命に堪えた。

「にいちゃん、黙ってねぇでなんとか言ったらどうなんだ。ええっ」

 そういうなり、左側の男が風間の頭や脇腹を小突いてきた。この男がテツジという名で

あるのは明らかだった。

「なにをするんです。やめてください」

 風間の忍耐も我慢の度を越えた。思わず叫んだが、男たちに効き目はなかった。風間は

左右の手と腕で身を防護した。風間は気づかなかったが、トメオがスイッチを入れたよう

だ。おまけに操作ピンをグイッと目一杯押した。不意に、電動車椅子が左側に素早く走っ

た。瞬間的に金属性の足乗せがテツジの脛にぶち当たって、いやな音をたてた。

「ううっ。・・・・・・・・・てめえ、ふざけやがって」

 弁慶の泣き所で、相当の痛さだったのだろう。うめいたテツジが顔をしかめて怒鳴った。

さらに風間の襟首を両手で掴むと、グイ、グイと絞めてきた。風間は息が詰まりそうにな

り、無意識に操作ピンを引いた。電動車椅子がサッと後退し、ハッと手を放したテツジが

前のめりになってフラフラとよろめいた。トメオの顔が険悪さを増した。

「おっ、パトカーだ。パトカーがくるぞ」

 本道の方角を指さして風間が叫んだ。とっさの思いつきで、はったりだった。が、効果

抜群。ふたりともギョッとしたような顔をして、本道の方に目を向けた。風間はさらに電

動車椅子を後退させた。一瞬のスキに二人との距離がひらいた。山下親子の駆けてくるの

が、風間の視野に入ってきた。

 夕方といっても四時過ぎだが、風間は家に帰ってきた。送ってもらった和広たちは出な

おすからと言った。風呂にでも入ってくるつもりなのだろう。

 玄関には取り外し自由なスロープの台が置いてあり、電動車椅子でも出入りできる。風

間は台所をのぞいてみた。気配を感じた母の文子が振り返って、顔をあげた。

「伸介、クーラーが一杯じゃないの。よくこんなに釣れたわね。わあ奇麗なタイだこと」

 金をちりばめたような側線のあるピンクのタイをぶら下げて、文子が眼を輝かせた。

「まだまだ釣れそうだったけど、午後から釣りびとの数が急に増えたから帰ってきたんだ。

それに嫌なこともあったからね。残念でならない」

「どんなことがあったの」

 文子の顔から笑みがサッと消えた。風間は歯軋りするような気持であらましを話した。

時々、拒絶反応が起きるのか、声が詰まりそうになった。

「そう、そんなことがあったの。世の中には嫌な人間がいるものね。まあ怪我がなくって

よかったわ。でも、絶対にそんなの許せないわよね」

 文子は布巾で手を拭くと、顔をくもらせて溜息をついた。

「ちょっとこっちに」

 少し間をおいた文子は手招きして、身体をくるりと反転させた。小柄でやせ細った母の

背中を見ると、どことなく寂しげな印象が風間は気になった。せめて、こんな時は夫が健

在であってくれれば、と思ったのかもしれない。風間を仏壇の間に誘った。文子は箱から

線香を取り出して、それに火をつけた。玄関の方で微かに物音がした。

「お邪魔します。・・・・ん」

 美智代に伴われて、藤田信雄がやってきた。藤田は微笑した顔を風間に向けて『やあ』

と右手をあげた。中学校の教師である藤田は美智代のフィアンセだ。藤田は美智代と並ん 

で仏前に座り、線香をあげて合掌した。美智代が浮かぬ顔の風間に視線を当ててきた。

「伸介、なんだか不愉快そうな顔をして、どうかしたの」

 しゃべろうとする風間を右手で制して、文子が代弁した。子の受けた理不尽な行為に対

する怒りの念が湧くのだろう。ともすれば、言葉が乱れがちになった。

「そうか伸介君、いたぶられたのか。それは、くやしかたっことだろう」

 藤田は想像するに忍びないと思ったのか、左右に顔を振って眉根をよせた。

「山下さんたちが駆けながら、このやろうって怒鳴ったもんだから、あの悪党め、あわて

て逃げ出したんだ。・・・・・いやー素早いの、なんの」

「あの顔で怒ったら、だれだって逃げたくなるわよね。ふふ・・・・助かったわね」

「美智代、笑いごとではありませんよ。助けてもらって、山下さんに悪いじゃないの」

「あ、ごめんなさい。つい。・・・・・でも、そういうことってあるみたいよ」

「障害者の方というのは多かれ少なかれ、そういう経験をしているはずだ。美智代さん、

学校でのいじめ問題もだけど、こうした問題も考えていかなくっちゃあね」

 藤田が教師らしい意見を述べて、顔を宙に据えた。玄関でチャイムが鳴った。

「今日は伸介がお世話になり、ありがとうございました。さあーみなさん、どうぞ」

「いやあ、どうもどうも」

 出迎えた文子に、和広は笑いながら右手で頭を掻いた。和夫と和子はその後でピョコン

と頭をさげた。風間たちは六畳二間続きの部屋で顔を揃えた。

「伸介さん、昼間たいへんだったみたいね。どうもなかった」

「御和坊、ちょっとね。しかしまあーもういいよ」

「さあさあ、料理を作るぞ。藤田先生はお客さんだからお母さんや伸介君と話しでもして

て下さい。煮付けと味噌汁は美智代さんと和子。和夫は魚を焼いてくれ。刺身はおれが作

る。さあーはやいとこやっちまおうぜ」

「まったくもう、おやじは人づかいが荒いんだから。・・ん、まあーいいでしょう」

 和夫がいかつい顔をいっそう凄ませて、舌をペロッと出した。一応はイチャモンをつけ

てみたかったのだろう。すぐにニコッとなって庭に出ていった。炭火で焼くつもりらしい。

 ぼちぼち、料理ができたようだ。まず柴ダイの刺身が大皿に盛られてきた。エバはショ

ウガと砂糖醤油で煮付けてある。柴ダイのぶつ切り、頭や骨をぶち込んでの味噌汁は鯉コ

ク風味のようだ。柴ダイの塩焼きにはレモンが添えてあった。

「南蛮づけは一晩か二晩で、頭から骨まで全部食べられるはずだ。伸介君も和夫もビール

でいいな。ほれほれ」

「山下さん、まだ二十歳(はたち)前なんですよ」

「お母さん、それも後ひと月たらず、まあーかたいことはぬき、ぬき。ええっと・・・そ 

うだ。美智代どのの婚約者、藤田先生おんどをとって下さらんか」

 料理を前にして、和広が恵美須顔で目の高さにコップをあげた。藤田が釣果を称賛して、

乾杯の音頭をとった。文子と和子はジュースにしたが、風間と和夫はビールで乾杯した。

 梅雨入りの頃より九月半ばまで、あれほど台風が日本列島を通過したにも拘わらず、秋

雨前線が遠退いた後は嘘のように晴天の日が続いている。稲刈も終わったこの季節、日増

しに陽が短くなる一方である。

 時が経つのは速いもので、この一カ月ちかくは風間にとってああっという間に過ぎてし

まった。和広から預かったバイクのリストをパソコンに打ち込んだり、福祉機器の注文を

処理したりと、気が忙しかったから余計そう感じたのかもしれない。

 風間がパソコンの画面を眺めていると、そっと和子が部屋に入ってきた。ちらっと画面

に映ったので知っていたが、風間は気づかぬふりを装った。すると和子は『わっ!』とい

きなり奇声をあびせて、風間の肩を叩いてきた。

「おっ・・・・・なあんだ御和坊か。おおびっくりした」

 風間は大げさにおどけて見せて、振り向いた。笑顔の和子が『ふふっ』と笑い声をあげ

た。右手を振っていかにもやった、という仕草をして見せた。

「伸介さん、お誕生日おめでとう。はいこれ」

「ええっ、ああそうか。おれもとうとう二十歳になったのか。御和坊サンキュウ」

 実のところ忘れていたのだ。和子が差し出したプレゼントを受け取ると、風間は早速包

装を解いた。何というのかは知らないが、ともかくワインが出てきた。

「ええっと、それから伸介さん、マージンは通帳に振込んでおいたわよ」

「いつもいつも御和坊ありがとう」

 和子は週二回ほど【南光苑】に通ってくる。事務手続きのためだが、多少は風間に気が

あるらしい。そうでなければ、パソコンで事は足るからだ。まあ無意識のうちに惹かれる

ものがあるのかもしれない。風間の肩ごしに和子が画面をのぞいてきた。

「あらこれ設計図じゃないの。研究室からの送信なのね」

「そうなんだ。車輪を小さくしてあるから車体が低い。これなら少し台座をもちあげただ

けで後方への移動が可能になるな」

 パソコンの画面には電動車椅子の本体部が映っている。四輪で二個のバッテリを搭載し、

前部にマイクロプロセッサー(СPU)と(RАM)、後部に赤外線感知センサーを組込

んだ設計である。トイレ側には超小型の自動スイッチ付き赤外線装置を設置するようだ。

「だけど、これどうやって動くのかしら」

 和子が不思議そうな顔をして、小首をかしげた。短めにカットされた黒髪がサラリと揺

れた。香水など付けていないはずなのに、なぜか鼻孔をくすぐるような匂いがする。

「岡田博士の説明ではこうだった。まず手動でトイレの入口に行く。そこで自動スイッチ

を押す。すると同時に、トイレ側に設置された赤外線装置のスイッチが入る。これが灯台

の役目をするんだそうだ」

「でも入口ってけっこう広いじゃないの。どの位置からでも大丈夫なのかしら」

「パソコンのシミュレーションでどの位置からでも誘導できるプログラムを作り、(RA

M)記憶装置に書き込んであるから大丈夫なんだ」

「わかったわ。赤外線を感知したセンサーからの信号で、記憶装置の指令がマイクロプロ

セッサー(СPU)中央処理装置に伝わり、どう誘導するかの命令を出すというわけね」

「御和坊、意外に専門的な知識があるんだな。感心したぜ」

「そうじゃないけど、パソコン使ってるでしょう。それくらい解るわよ」

 ほほえんだ和子の顔を見つめていた風間は、パソコンの方に視線を向けて次画面に移動

させた。そこには台座部分の設計図があった。

「台座は本体の後部両側にある上下誘導軸と接続してあるんだ。だから本体が便器に到達

したら、次の命令によってモータが作動し、台座が上に移動するんだ」

「便器の高さの上すれすれで止まるのね。同時に台座の両側の補助車が着地して、後方移

動軸のモータが作動するシステムになっているわ。なんだか凄いわね」

「この小さな補助車には台座を支える足が付いているから、これで台座だけが便器の上に

到達できる、というわけだ」

「これ、いつごろ完成するのかしら。・・・・・ええっと呼び名、なんとかっていってい

たわね。伸介さん、なんだった」

「ロボコンだよ。本体は四輪の電動モーターカーで代用できるらしい。だから、もう改良

に着手したんだそうだ。岡田博士や青山助手の設計図を見て、機械加工の専門家が部品を

作るとか、そういってきたんだ」

「そうなの。じゃあ部品が揃えば、すぐに完成するわけね」

「まあそうだけど、御和坊、いっていいかな。これは自分にとって深刻な問題だからね」

「少し恥ずかしいけれど、わかったわ。臀部の底のことと宇宙服のようなズボンや下着の

ことでしょう。それをどう工夫するかってことね」

 和子はまぶしそうに目を細めて、ちょっと顔をあからめたようだ。若さがそうさせたの

だろう。風間はそんな彼女がいじらしくなったが、内心とは裏腹に気さくに声をかけた。

「臀部の底は本体側と一体化しているから問題はないそうだ。問題はズボンや下着をどう

やって開閉させるかだ。ボタンのようなものは駄目だからね」

「まってよ。ほらあれなんていうのかしら。両方ともデコボコしていて、すぐくっついた

り、はがれたりするの。マジックファスナーとでもいうのかしら」

「うん、それだ。それそれ。御和坊、それで問題は解決だ」

 思わず、風間は和子の手に触れた。そしてギュツと握り締めた。思いつきが認められて

嬉しかったのか、微笑した和子も強く握りかえしてきた。





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著者  さこ ゆういち       
小説 介護ロボコン
第二章 苛立ち