羽織袴に身をつつみ
            苦吟の一手に時刻む
ここが急所としなう指
            碁盤の隅に虹が射す
私は初段十七で
          華の華の華の女流棋士



遊び心も振り捨てて
            手筋の隙間をヨミふける
これぞ妙手としなう指
             碁盤の下に涙散る
私は二段十八で
          華の華の華の女流棋士



花のさかりを碁石にかけて
                烏と鷺の小競り合い
これが決め手としなう指
              碁盤の影に血潮が騒ぐ
私は三段十九で
          華の華の華の女流棋士


私は二十歳めざすは
            華の華の華の女流名人本因坊




















                      華の女流棋士♪♪






                        
作詞 さこ ゆういち       
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