第9回 親子スキンタッチ教室
第8回 親子スキンタッチ教室
第7回 親子スキンタッチ教室
第6回 都城親子スキンタッチ教室
第5回 都城親子スキンタッチ教室 実施報告
親子スキンタッチ教室について
親子スキンタッチ教室は、日本伝統の”小児はり”をアレンジしたものです。当治療院は、この優れた治療技術である”小児はり”の普及に努めています。教室を開催させて頂ける場所があれば、是非、ご連絡下さい。
1.スキンタッチって・・・
・東洋医学をベースに。鍼灸の「小児はり」をアレンジしたのが親子スキンタッチです。
・”小児はり”は、約250年くらい前の江戸時代に完成された日本独自の治療法です。
・”小児はり”は特に関西を中心に行われていました。疳の虫(小児神経症)に特に効果があるということから”虫はり”とも言われます。
・”小児はり”は、”はり”という言葉になっていますが、刺すような”鍼”ではなく、”ヘラ”のようなもので、刺さない気持の良いはりです。
・”小児はり”は赤ちゃんから10歳までが対象ですが、大人にも応用できます。
・スキンタッチは家庭でできる”小児はり”です。ティースプーンと歯ブラシとドライヤーを使います。そしてお父さんお母さんの”てのひら”を使います。
2.どんな効果があるの?
・皮膚に刺激を与えることで、自律神経に影響を与え、免疫やホルモンの分泌、血行を良くし身体を丈夫にします。
・疳虫、中耳炎、ぜん息、アトピー性皮膚炎、夜尿症、便秘、食欲不振など、小児の慢性疾患全般に効果があります。
・普段から、子供の身体に触ることで、子供の体調がわかるようになります。
・手のひらを通して、子供と直に触れあうことにより、子供の安心感を育てます。
3.どうして軽いスキンタッチ(小児はり)に効果があるの?
・表皮(皮膚)は脳などの神経系とおなじところ(外胚葉)から発生しており、外の環境(寒いとか熱いとか、痛いとか、気持ちがいいとか)を脳に伝え、身体を外の環境に適応(自律神経の働き〜免疫、ホルモンの分泌、体温の調整)させる役割があります。
・表皮は、外からの細菌感染やウィルスまたは、物理的刺激(ぶつける、ひっかくなど)から、身体を防御しています。
・表皮は、身体の不要(重金属や老廃物)なものを汗としてまたは、湿疹などの吹き出物として排泄します。
・表皮は、汗を出して、体温を調節します。
・スキンタッチ(小児はり)は、外から皮膚に、気持ちがいい刺激を与えることにより、リラックスし自律神経(交感神経・副交感神経)を整えます。
・人体には300以上のツボがあり、ひとつひとつが脳や内臓につながっています。このツボを刺激することにより、脳や内臓の働きをよくし、精神的・肉体的発育を促進します。
4.スキンタッチってどうやってするの?
・スプーンのまるい背でなでさする。歯ブラシでトントンする。ドライヤーの温風で温める。この3つだけです。
・1日1回約5分間で行います。長く続けることが大切です。
5.それでは実践しましょう!
スキンタッチの基本的な一通りの流れは以下になります。
■上向きで
(1)ティースプーンでお腹
(2)ティースプーンで胸 手 足
(3)歯ブラシで頭
↓
ドライヤーでおへそ
↓
■うつぶせで
(4)ティースプーンで背中
↓
ドライヤーで首筋
ドライヤーでふくらはぎ
↓
5分で完了!
<注意点>
※子どもと遊ぶ気持ちで、話しかけながらスキンタッチを行う。
※熱い、痛いなど、子どもが嫌がることはしない。
※やり過ぎない。赤ちゃんの肌が、ほんのりぬくもるまでが目安。軽い刺激でも赤ちゃんが疲れてしまうことがあるので、様子を見ながら行う。
※長い期間、続けることが大切。嫌がるときは無理にしない。
※熱があるとき、体調が悪いときなど、いつもと違う症状があるときは、スキンタッチを控える。
”小児はり”は、通常、毎月3〜5日続けて治療を行うということを、良くなるまでずっと続けます。ですから、関西の”小児はり”で有名な治療院は月のはじめに大勢の子供でにぎやかになります。子供の病気に限らず、目先の症状にとらわれると、病気は難治化していきます。身体はめったに間違いを起こしません。症状は”治癒反応”であることがほとんどです。目先の症状にとらわれると、この”治癒反応”を止めることになります。長い目でみて下さい。必ず良くなります。
スキンタッチ教室の相談は
都城親子スキンタッチ教室
吉田鍼灸指圧治療院
http://www.btvm.ne.jp/~himawari/index.html
0986−23−8531