デザートタイム
後日談
「……ゼル〜、服貸して〜」
ゆさゆさと揺さ振られて俺は目を覚ました。
まだ眠い目をこじ開けると、間近にガウリイの顔……。
「………またか」
「…えっと…、うん」
目の前のガウリイはつい先日見た彼女の顔になっていた。
「結局、いつもリナ達と一緒にあんな状況でご飯食べてるから、薬とか入れられても分かんないんだよ〜」
明るく笑うガウリイに、俺は頭を抱えるしかない。
そして俺は予備の服を出す。ガウリイの服は彼女には合わないらしい。
「おっはよ〜」
「ガウリイさん、調子は如何ですか〜」
「………おかげさまで…」
俺の声が朝から沈んでいても、攻められはしないだろう。
「いやぁ、私としてはガウリイは巨乳だと思ってたのよ」
「「……」」
「でも前回は普通だったじゃない?」
ここで、それでもリナよりは大きかったよな、などと言って話を混乱させるつもりは俺には無い。
得意満面な笑みに、またろくでもない事をしたのだろうと予測はつく。
そしてその予測は当たっていた。
「今回は、胸がおっきくなる薬も混ぜてみました〜」
「………、また変なものを」「そんなのがあるなら、リナが自分で使えばいいのに…」
あ、ガウリイ、余計なことを…。
ゆらり。
「ちょっ……」
「そんな事を言うのはこの口か〜!!」
「!!そこは口じゃない〜!!」
俺の目の前で、リナががっしりとガウリイの胸を掴む。
リナの手からガウリイの胸がはみ出しているのは、見なかった事にする。
…本当に巨乳なんだな。
いや、そうじゃなくて。
「コラ、止めないか、リナ」
ガウリイをリナから引き離す。
「もう、何よ。減るものじゃないんだし」
「…いや、何か減りそうな気がする」
心外、という表情を浮かべるリナと、若干の苦笑を滲ませながら笑うアメリア。
一応自分達のしている事の自覚はあるらしい。アメリアには。
問題なのは、引き離されても尚もガウリイに手を伸ばしてくるリナで。
「そんなに大きい胸が良ければ、アメリアもいるじゃん」
だから、ガウリイ、余計なことを言うなって!!
「…………、あたしとしては、大人な女の人の胸を触ってみたかった、みたいな?」
ちょっと憧れるんですよ〜、なんてアメリアまで言っている。
純粋なんだか、不純なんだか。
いや、きっと楽しむということに純粋なんだな。
「あっ…!!」
アメリアの上げた声にそちらに意識を戻せば、脱走したリナがいて。
「わーいっ」
「ちょ、リナ、ぐりぐりしたらくすぐったい……」
……わーいっ、って…。リナ、それでいいのか……。
ってか、埋もれてるなリナの顔……。
「ふかふかだぁ」
「リナ、ずる〜い」
「…うぎゃ、アメリアまで…」
俺はどうしたら……。
とりあえず俺は、聞こえてくるガウリイの救いを求める声を雑音として処理して、扉を閉めて部屋を後にした。
おわり
胸がおっきくなる薬は、効果が1日限りらしいです。
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