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俊一の50歳からの手習い

「大型運転免許試験」2005年53歳

トライアル国際A級ライダー徳丸新伍は、2年前高校時代に、普通車の免許を、学校にも、教習所にも行かずに本とインターネットの体験談を元に親子で練習して獲得した。この度、大型免許取得の資格が出来て、今度は親子で大型免許に挑戦してみることにする。
さすがに、新伍はトライアルで養った勘のよさを生かし練習1時間半の練習の後、3回で合格したので、ここでは、苦労したトライアル国内B級徳丸俊一の体験を記することにする。
まさよし自動車教習所所で教官をつけてもらい、新伍と1時間づつ練習をしてから試験に挑んだ。

418日(月)

免許センターにて、大型1種受験。

とりあえず、適性検査がパスしないと何にもならないということで、受験してみることにする。
受付けが
730分から830分だが、着いたのが810分。適性検査はパスしたが、書類書くのにいろいろ記入漏れがあり怒られた。こちらとしては初めてだから・・・はっきり言って威張ってると思う。
試験が始まる、検査官がその怒られた人だった。
11人中最後で、午後になって自分の番が回ってきた。用紙のマークシートをつけた横に数字もつけねばいけないところを記入漏れで、又、起こられた。
元気な声で「すみません」と誤り、エンジンスタート。
割と順調に進んだつもりだったが、半分ぐらいの、踏み切りで停止したところで、試験官が採点表をポンと前に投げ出し、もう点数がないからSコースを回って帰ろうか。左折のとき、左に寄せなければいけない。ギヤチェンジのとき、チェンジレバーを見るな。と注意され、「次回頑張って」
帰りに、教習場に行って、教官に左による必要はないと習っていたので、話したら、キープレフトが守られていなかったのだろう、ということで、特にそれを注意して練習して帰る。

422日(金)  2回目の実技試験。

今回は新伍もいっしょに受ける。先日より早めに受付をして、順番も6番目、新伍が7番。5番目がスタートしてから、心臓がドキドキしてきたので、深呼吸をして試験車(日産UD)が帰ってくるのを待った。その前に、他の試験車(日野)が入って来てそちらに回される新伍と同時にスタートすることになった。
新伍より早くスタートしないと、新伍が戸惑うだろうと手早く、エンジンをかけ、確認をしてスタートした。その時、試験管が何かをチェックするのが視界に入った。何をミスしたのだろう。発進のときほんの少しアクセルをあおったのがいけないのかな、と、思いながら、すぐ一時停止。左にウィンカーをつけた。そのとき、発進のときの右ウィンカーをつけなかったのを思い出した。これが、パニックの始まりでした。左右を確認して巻き込みも確認して外周にでて、ギヤをセカンドからサードへ、ギヤがはいらない。あせっていると、教官から「はい、ウィンカー戻して」と言われた。「ウィンカー・・」の、「も」が気になり、ギヤが何に入っているかも分からないまま、走った。直線で「ここでは、
40キロまで出して」と言われたので、あまりにだめだからいろいろ教えるのだろうか、と思いながら、完全に自分を失ってしまって、ミスの連発。半分も行かない内に点数がなくなったが、お情けで、Sコースまで走らせてもらった。後は、試験官に慰めながら発着所に帰る。先日と同じ試験官だったが、いやにやさしかった。

428日(木)3回目。

日曜日、ぎっくり腰をしてしまい3日間休んだ。その間に、新伍は月曜日、火曜日と受検して見事3回目で合格して、私は取り残されてしまった。
今日は練習も自宅の軽トラや3.5トン車でみっちりして、何もかも確実にしようと、思って証紙と受験票を買い提出したが、なんと受付けのやさしそうなお姉さんに、「徳丸さん、何も書いていません」と、大きな声で注意された。隣にいた試験官に呆れ顔で見られていたみたいだった。受験票を書いていざ試験場へ。今日も2コース、前回、いっしょに受け、スタート直後に脱輪したちょっと変わったお兄ちゃんと下見をした。そのお兄ちゃんも今度はうまく乗っていたが、S字の手前で帰ってきた。2番のお兄ちゃんも結構乗れてたみたいだったが、同じところで帰ってきた。
私は
3番目、割と落ち着いて準備をしたつもりだったが、ギヤを入れ、確認をするときにルームミラーを調整するのを忘れていた。後は、スムーズに速度も、確認も、めりはりある運転も、左折のとき左に寄るも、ちゃんとしたつもりだったがS字を終わってもとの位置。中央線と路側帯の中を走らなければいけないと言われたが、意味がわからない。中央線もカーブ以外では路側帯も踏まなかったと思ったが、踏んでたみたいだった。サイドミラーを見ていなかったのだろう。
今回で
10回目という青年も今までしたこともない脱輪をしてしょげていた。私も10回落ちたら、少し考えるつもりで頑張ります。

5
2日(月)4回目

世の中は連休に入り、試験場は学生の学科試験でごった返していた。今日は
7人中5番目、今日は初めての人が多くいろいろ教える側に回っていた。後23回も受ける間には多分私もベテランの受験生でえらそうに人に教えることが出来でしょう。
試験車は
2回目で苦労した「日野」だったけど、スタート時点でギヤの確認、雨が降りそうだったからワイパーの確認などして、割と落ち着いていた。途中試験官が何回かチェックするのが見えたがS字をすぎても終了宣言がないのでもしかすると、思ったが、甘かった。障害物を終えたところで、終了、発着所へ。
自分なりには何も悪いところが見当たらなかった。聞いてみると、左折のとき左によるのは分かるが、確認がない、ということだった。今まで、合格した人に聞いたところではその確認は誰もしていないと言うことだったので、又わからなくなった。が、次回からはこの確認もしよう。

        


56日(金)3日間の連休をトライアルマシンの整備で過ごして、本日第5回目の免許試験に行きます。

朝から雨が降って、大変そうだったけど、回数を稼ごうと言う気持ちと、少しだけの期待を持って受付を済ました。
今日は
2番目。傘を差して下見コースを歩く。数え切れないぐらいのイメージトレーニングでコースも確認の仕方も、ギヤチェンジの場所もすべてが体に身についているのだが、試験官によって採点するところが違うみたいなので、分からないところもある。1番の人がS字を終えて帰ってきた。
深呼吸をしてトラックの後ろを回って、車の前を確認して、ドアに手をかけて前、後ろ確認して乗り込む。「よろしくお願いします」挨拶から。
シートとルームミラーを合わせて、シートベルトをかける。ギヤの場所を確認してニュートラルにして、エンジンON、ブレーキを踏みながらギヤをセカンドに、右ウィンカーを点け、サイドブレーキを解除する。左後方直視、左サイドミラー、ルームミラー、右サイドミラー、右後方直視と確認をしてスタート。
すぐに一時停止で左ウィンカーを点け。右、左、確認。左サイドミラーと左ドアの覗き窓で巻き込み確認をして、左側の縁せきに気をつけながら又、あまり膨れすぎないように外周コースに入りすぐにギヤをサードにチェンジ。
制限速度30Kmを確認しながら
4速に右カーブなので内輪差で後ろタイヤが右側の白線を踏まないように注意しながら、直線に入ったら速度を上げながら右ウィンカー、ルームミラー、サイドミラー、直視の右側確認して、40Kmを維持しながら、中央による。
右折の手前でポンピングブレーキで速度を落として、ギヤをサードに落とす。徐行しながら右折、次の左折のために車を左に寄せる。右折までの距離は少ないがミリハリのある運転と言うことで、アクセルを踏む。車を左側に寄せたまま、徐行、巻き込み確認して方向転換の左折、突き当たって停止。
ギヤをバックに、スタートのときの
5点確認をしてバック、方向転換、サイドミラーでだいたい分かる。まっすぐ入った。
ギヤをセカンドに、左ウィンカーを点け、右左、巻き込み確認して左折、通りに出る前に左ウィンカー、右左巻き込み確認、前回ここでチェックされたみたいだったのでここでも左にいっぱい寄って左折することにする。
そして、すぐ右ウィンカーを点け、優先道路の確認をしながらギヤをサードに。少し、アクセルを吹かせ、すぐにブレーキ、右折。アクセルを吹かせ、右ウィンカー、優先道路のブレーキ、確認。
坂道発進は、右折の前だけど左側車線に止める事になっている。ここで何かチェックされたがわからない。ブレーキをかけて停止線で止まってギヤをセカンドにしてサイドブレーキをかけながら後方確認してスタート。
すぐに右左確認、そのまま大回りで中央線を踏まないように右折。坂の下りではクラッチを切らずにエンジンブレーキ、フットブレーキをかけながら右左確認。大道りに出たらサード、アクセルを踏みながら、左ウィンカー、ルームミラー、左サイドミラー、直視の確認をして左に寄る。一時停止の手前でブレーキして停止。
右左巻き込み確認して、左折、外周コースに出る。すぐにギヤをサード、
4速に上げて30Kmを維持して、キープレフトを守りながら慎重に走る。
発着所の前を通るとき人の視線を感じながら、
1回目、2回目と違い余裕を感じる。
速度を落とさないままで左ウィンカー、左
3点確認エンジンブレーキとフットブレーキで速度を落としギヤダウン。巻き込み確認して、左折。
次クランクに入るため、左に寄ったまま左ウィンカー、少しアクセルを吹かし、すぐにブレーキ。巻き込み確認して、半クラッチでクランクを通過、前輪の外側が十分余裕があるものである自分の後ろにある前輪タイヤの通るところを意識しながらゆっくり丁寧に進む。右ウィンカー、確認、クランクを右折。
次信号を左なので、左ウィンカーを点け左
3点確認して信号が赤でもだらだら走らない。赤で停止、ギヤをセカンド。青に変わったら右左巻き込み確認して左折、すぐにギヤをサードに、ある程度の速度を出しながら左ウィンカー、左3点確認して左による。踏み切り停止。ギヤをセカンドに入れて、右左、音を確認してギヤを切り替えないで踏み切り通過、右左巻き込み確認して左折。
外周に出てからすぐにギヤをサードにして左ウィンカー左に寄せながら巻き込み確認して左折。次直線で信号が赤だけどアクセル、すぐに青に変わった。
そのままスピードをあげギヤを
4速に、優先道路でブレーキ右左確認、左ウィンカーを点け左3点確認して左に寄る。ブレーキ、ギヤをサードに落とす。巻き込み確認しながら、S字に入る。
普通はここを終わって右に行くのだが点数がなければ左に行かされる。
何も言われないので、右ウィンカーを点けて右左確認して右折、すぐに左ウィンカー、少しアクセル、巻き込み確認して左折。すぐに優先道路の確認右左。ギヤを
4速にして、左ウィンカー、左3点確認して左に寄る。一時停止。
ギヤをセカンド、右左巻き込み確認で左折。すぐにサードにチェンジ、同時に右ウィンカー、ルームミラー、右サイドミラー直視で確認して、一旦前方を見て障害物を避ける為、右側に進路変更、すぐに左ウィンカー障害物まで速度を落とさずに、障害物の近くではぐっと速度を落とし、障害物を通過するときは、1m横を徐行しながら進み、障害物の前方を十分に確認して通過、左
3点確認をして左によるウィンカーが戻ったら又,左ウィンカー、巻き込み確認して左折。
左側に寄せたまま少し加速しながら左ウィンカーブレーキを踏みながら右左巻き込み確認して左折。
信号は赤だけど、一旦アクセルを踏む、そして、ブレーキ停止。ギヤをセカンドに入れて青信号を間待つ。
本番では今まで走ったことのない未知の世界だけど、
2時間の練習と数え切れないメンタルトレーニングでなれた道のはずだけど、赤信号が長く、静かで、心臓の高鳴りが聞こえ始める。
呼吸を整えながら青信号で、右左確認、右ウィンカー、右
3点確認して進路を中央へ、ギヤを4速にして坂を登る。頂上付近ではブレーキ、右左確認、ギヤをサードに落とす。中央線を踏まないように気をつけて右折、下り坂はクラッチは踏ますにアクセルとブレーキで速度を調整する。右ウィンカーを点け、右3点確認して中央に寄るが中央線をぜったい踏まないように気をつける。
見通しの効かない交差点を徐行しながら右左
2回確認して外周にはいったらすぐにギヤを4速に入れて思い切り加速50Kmまで速度を上げる。50Kmを維持して、30Km標識に間に合うようにルームミラーにて後方確認、エンジンブレーキ、ポンピングブレーキで減速。
右カーブに差し掛かったら左ウインカー、左
3点確認して左に寄せる。ブレーキをかけギヤダウン巻き込み確認して、発着所に入る。
落ち着いて、左バックミラーを柱にぶつけないようにゆっくりと、ポールにサイドミラーを合わせて停止。
ギヤをバックにいれエンジン停止。サイドブレーキを引き、クラッチ、ブレーキペダルから足をはずす。シートベルトをはずし、シートを後ろに戻し、右側窓から前後ろを確認、ドアを少しあけて後ろ確認して、ドアを開け、「ありがとうございました」下車。
助手席に行くと、「免許証と写真」という言葉で合格を認識する。
遂にやった。「5回目です」聞きもしないのに、近くにいる他人に報告し、いろいろ助言をする。

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