冬虫夏草とは冬眠する昆虫に寄生して体内に侵入し、冬の間に栄養分を吸収しながら菌糸を培って、 暖かくなると発芽して地上に姿を見せる子嚢菌類バッカクキン科のキノコで、
北半球の温帯地方、海抜800~3000mの山岳地域に分布し、苔やシダなど地衣類に覆われた深山渓谷の斜面に発生をみます。
生態系では昆虫の異常発生を抑制する寄生菌(害虫の天敵)として分類され、世界中で490種類ほど発見されています。
楊貴妃が愛した冬虫夏草
楊貴妃が愛した冬虫夏草の真相をお話ししましょう。
「楊貴妃の実名は楊玉環。蜀国の平民の子として生を受けましたが、幼いときに両親と死別して、叔父の家に引き取られて育ちました。
22歳の時、西征する唐王朝の皇太子・寿王に見初められて皇太子妃となったのですが、寿王の父である第6代皇帝・玄宗は、二人を強引に離別させ、彼女を道教の寺院に入れて尼僧にしてしまいました。
1年余の時をおいて、玄宗は宮廷に楊玉環を呼び戻して正式に貴妃(おきさき)としました。
もとより玄宗は仏教に傾倒していたのですが、西暦734年に楊貴妃と出会ってからというもの、道教に改宗して深く信仰するようになりました。
楊貴妃のために宮中に修道院を建て、浙江省の霊山から司馬承禎という仙人を招き入れて、毎朝、二人で「永遠の美」と「不老長生」を祈祷するようになりました。
道教といえば、仙草すなわち冬虫夏草を祭壇に祀って不老長生を祈る習慣がありましたから、玄宗と楊貴妃が冬虫夏草に執心したという言い伝えは疑う余地がないでしょう。
玄宗と並んで祭壇に向かって祈りを奉ずる楊貴妃の妖艶な姿、そして大自然の恩恵に与ろうとして祭壇の仙草を料理させて二人して食す姿が目に浮かんできます。
楊貴妃の好物といえば冬虫夏草と阿膠と茘枝が思い浮かびます。
冬虫夏草はアミノ酸やミネラルが豊富に含まれた滋養食材であり、阿膠はロバの背脂ですからコラーゲンやヒアルロン酸、茘枝は当時としてはビタミンC含有がいっぱいの美容果実です。
この食材の組み合わせは今の栄養学から見ても驚くほど的を得たものです。
こうした楊貴妃の美しさと玄宗皇帝の長寿へのこだわりは唐王朝の皇帝にまつわる史実をまとめた旧唐書に綴られ、さらには白楽天の長恨歌にも残されて現代にまで語り継がれています。
また、こうしたエピソードは美しくなれる秘訣などにもされ続けているようです。
弊社は冬虫夏草のおいしさをテーマに、現代の大自然の恵みを盛り込んだ『冬虫夏草 樂姫「らっきー」』として愛されるキノコ食品として幅広い用途にお使いいただけるよう製造致しております。