稽 古 日 程


作品の紹介

炎の念仏         作・小寺 暢  演出・松田弘治

  一向宗(隠れ念仏)弾圧の物語。



    「一向宗(浄土真宗)の弾圧は300年にわたり、明治の信教自由
  の時代まで続く。この歴史劇が人間の心の大切さを考え、我々が
  失いつつある何かを見つめ直すきっかけになれば誠に幸せと思い
  ます」 作者の言である。


都城の乱       作・田代義博  演出・松田弘治

  歴史に残る島津家内乱の物語。

  秀吉によって所替えをされた都城城主北郷時久に替わって、太閤検地
  に協力した伊集院幸侃は、鹿児島県鹿野屋2万石から8万石になって
  都城へ入る。が、秀吉に媚びを売った裏切り者との恨みをかい、島津宗
  家島津忠恒に伏見で註罰になってしまう。幸侃の息子忠真は父の死に
  疑念を感じ一揆を起こす。一年にわたり親子、兄弟が相争う血肉の合
  戦場となったのである。合戦の場面は花流会の舞で表現しています。


11匹の猫        作・井上ひさし  演出速見 正

  井上ひさし氏の作品に挑戦



その後の桃太郎   作・?  演出・長沼秀治

その後鬼ヶ島はどうなったの?



    既成の作品を「ウエルネス都城」に合わせて潤色しました。宝物ですっ
  か り堕落してしまった村人たちを見て、桃太郎は再び鬼ヶ島に 行き、
  宝物を鬼達に返す決心をします。でも、鬼ヶ島では畑を耕し 野菜を作り、
  和気あいあいと仕事をしている元気な鬼達にであうのです。そして鬼達
  は歌います。「宝物なんてもういらない」と。鬼の頭は「ウエルネス鬼ヶ島」
  と叫び、桃太郎達を無視して皆に仕事にかかることをうながすのです。


山は動かず     作・小寺 暢  演出・松田弘治
 
                                  

     時は、秀吉の太閤検地が進められていた。石田三成の命により、
  都城へ出向いてきた勅使に対して都城城主北郷時久は「北郷家
  は島津家の家臣、豊臣直属の家来になることはお断り申す」と断
  るのです。その結果秀吉の朱印状一枚で、鹿児島県祁塔院宮之城
  へ所替えになります。息子光久とともに宮之城の治世を行い、八女
  ヶ縁の霊(渋谷家の姫君)達に誘われて(花友会の舞で表現)静か
  に息を引き取っていく。



うたよみ猿         作・川村光夫   演出・速見 正

  知恵おくれのよてこと猿の恋物語

 

みどりの奔流    作・田代義博  演出・長沼秀治

庄内の前田用水路物語。
 
 

  明治の中庸、庄内川は大雨になると洪水になった。そこで庄内の人
  坂元源兵衛翁が、関之尾の滝の上からすり鉢山の下にトンネルを
  掘り用水路工事を計画したのである。洪水対策と、霧島の麓をみどり
  の田園にかえ、貧困に苦しむ農民達の夢を叶えようとした。だが土地
  特有の水に弱いシラス地のため土手がすぐ決壊し工事は難行した。
  資金が尽き、一度はあきらめたが、「一歩園」という団体を作り、農業
  発展に望みをかけていた貴族院議員の前田正名が引き継ぎ続行し、
  明治31年に完成する。前田正名もまたシラスやボラに苦しみ相当な
  財産をつぎ込んだのである。

僕たちの南十字星   作・多田 徹  演出・伊尻まゆみ

                                 

  あの戦争時に南の国で日本軍は何をしたのだろうか。

13匹の猫             作・井上ひさし  演出・伊尻まゆみ


                                 

  団員の要望により、11匹の猫に再挑戦

酔くれやんぼし         作・田代義博 演出・長沼秀治

                                

  劇団創立10周年記念公演。鳥集さんの民話集より「フウフウ 
  タンタン」と「鼻毛がぐっつい」、三股の轟さんの民話集より「が
  ぐれ」を取り入れて気楽に楽しめる娯楽ものとして田代先生が
  書き下ろして下さいました。亀元圭一郎さんに「がぐれ音頭」を
  作曲していただき、一万城に居住する速見鋼三郎氏に舞台装
  置を担当していただいた。元県議の原口貞夫さんの4歳の姪っ
  子さんから上は?歳・・・が総動員し出演しています。お話は野
  坊主のやんぼしが、色々な人たちの悩みや苦しみの相談を、
  奇妙な声を発して知恵を絞り難題を解いていくという筋立てです。
  がぐれとやんぼしの相撲やがぐれ音頭などファミリーで楽しんで
  いただきました。
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