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C.原因不明の症状、電磁波の影響ではありませんか?
C.その不調、口の中に原因が潜んでいませんか ?
C.人生のスタートから正す必要があるのかも?
D.あいうべ体操(鼻呼吸)
*上記二つ目に記載していますが、見つけ出せないと思うのでこちらに書き出しました。
なお、食いしばり要因の症状ならば(例えば、肩こり、頭痛など)、病院・治療
院に行っても楽になるのはその時だけです。食いしばり解消が先決です。
食いしばり癖があれば、解消させましょう!(2017.03.31.)(2017.07.16.更新)
1.【はじめに】
2.【食いしばりについて】
3.【食いしばりと舌の位置の関係】
4.【食いしばりと噛み合わせ位置の関係】
5.【食いしばりを引き起こす原因】
6.【食いしばりによる弊害】
7.【食いしばりのチェックポイント】
8.【食いしばりをやめるためのセルフケア】
1.【はじめに】
通常、上下の歯が接触するのは、食事の時や唾液を飲み込む瞬間だけで、一日のうちにせいぜい20分という短い時間に過ぎません。24時間のうち、たったの20分ということに驚きを感じるかもしれませんが、これが自然な状態なのです。このことが何を意味するかというと、上下の歯が接触し続けるのは、それだけで体に「大きな負担」がかかるということです。
意外に知られていないことですが、上下の歯は離れているのが正しい状態です。気づいたら接触していたというようなことであれば、早急に歯と歯を接触させないようにする癖をつけなければなりません。
2.【食いしばりについて】
ここ10年程でしょうか、歯と口が全身の健康に深く関わっていることが、ごく僅かずつ知られるようになってきました。特に「噛み合わせ」が不定愁訴の原因であるということを多くの歯科医師が提唱し、その治療に携わるようになってきています。
しかし、噛み合わせが悪くても、不定愁訴を訴えない患者さんがかなりおり、嚙み合わせは全く無関係ではないにせよ、突き詰めていけば必ず「食いしばり」という結果に行きつきます。結論から言うと、原因は「食いしばり」にあったのです。
「食いしばり」は昼間も起きますし、夜、寝ている間も起きます。昼と夜、どちらの食いしばりもよくないことですが、特に夜の食いしばりは問題です。
まず、本人が食いしばっていることを全く意識していません(寝ているので意識できません)。
「私は寝ている間は口を開いていることさえあるんですよ。食いしばっていないはずです」
家族と一緒に暮らしている人は、歯ぎしりや、カチカチ、ギシギシと歯を触れ合わせるような音を家族に聞かれて指摘されることで気づく場合もありますが、それでもその行為が「食いしばり」であるとは思ってもみないようです。
そしてもう一つの問題点は、眠っている間はとてつもない力で食いしばっていることです。
意外に思われるかもしれませんが、睡眠中の食いしばりは、食事をしている時の3倍以上の力がかかっています。堅焼きせんべいを食べる比ではないほどの力です。
この「力」が筋肉をずっと緊張させ、交感神経が優位になり、血行不良、睡眠の質の低下、免疫力の低下などを招き、顎の痛みに始まり、頭痛、肩こり、腰痛などの全身症状につながっていきます。朝、目が覚めた時に
●十分眠った感じがしない
●頭が重い
●肩や首が凝る
●疲れが取れていない
などがあれば、まず寝ている間の食いしばりを疑ってみることです(ほぼすべての人は眠っている間に食いしばっていると思われますが、食いしばりによって現れる症状には個人差があります)。
*食いしばりを「上下歯列接触癖(TCH)」と表現している書籍もあります。
*最近の研究で、歯を失う多くの場合にこのTCH が関係していることがわかって
きました。歯周病も悪化させるし、歯の破折にもつながります。顎関節症の方は
TCH による、顎の関節への負担により症状が出ている場合も多くあります。
3.【食いしばりと舌の位置の関係】
食いしばりと密接な関係にあるのが「舌の位置」です。普段何もしていない時も、唾を飲み込んだときも、「タ」の発音で最初に舌がつく場所にあるのが正しい舌の位置です(=タングポイント)。しかし、正しい舌の位置を知る人はほとんどいません。
最近、ほとんどの子供が舌を下につけています。そして舌を使って下の歯を押しています。その結果、下の顎ばかりが大きくなってしまいます。同時に上の顎の刺激がないために成長が遅れてしまい、反対咬合(受け口)になりやすくなります。
また、舌を上下の歯の間に挟んで唾を飲み込むため、上下の歯が開いた状態の「開咬」という歯並びになってしまう子供もたくさんいます。このような子供は常に口をポカンと開けて口呼吸をしているため、冬に風邪をひきやすく、唇が荒れて「たらこ唇」になりやすい傾向にあります。
しかし、舌が正しい位置にあれば、口腔内の歯並びも正しい位置になり、噛み合わせもよくなります。その結果、正しい姿勢を保つことができるようになります。舌が正しい位置にあると、口呼吸から鼻呼吸に変わって、鼻が通りやすくなります。舌の位置というのは非常に重要なのです。
ちなみに、舌を下の顎の上にダランとのせているような状態で、夜、寝ている間に食いしばりが起こると、舌で下の歯をグッと押し付けるようになります。鏡で「あっかんべー」をしてみて、舌の側面にガタガタと歯の跡がついているようなら、眠っている間に舌で下の歯を押し付けているのは確実です(押し付けてなくても口の底全体に垂れていれば、舌の側面に歯の跡がつきます)。
また、舌で下の顎を押していると唇や頬にも力が入ります。その結果、唇にも歯形がつき、頬の内側には細くて白っぽいスジが入ります。
舌や唇に口内炎ができやすいとしたら、これが大きな原因になっていると考えられます。
それから、舌が白くなっているのは汚れているからです。こちらも舌が正常な位置だと、唾液を飲み込むときに上顎にこすれ、舌に溜まった汚れが自然に取り除かれます。舌が白いということは、舌が垂れ下っているために唾液を飲み込んでも上顎にこすれることなく、汚れが取れていないということです。
ところで、舌を下の顎の上にダランとのせているような、本来の位置(正しい位置)より低くなってしまう状態を「低位舌」と言います。成人の場合、その大半が、舌の筋力低下が原因となっています。「ただ、舌を噛みやすくなるだけではないか」と思うかもしれませんが、低位舌は、様々な障害の原因となりうる、恐ろしい状態です。
舌の位置が低くなってくると、空気の通り道である「気道」が狭くなります。気道が狭いということは、空気中の酸素を取り込みづらいということ。その結果、脳は酸欠を起こしてしまい、判断力や記憶力が低下します。さらには睡眠時に「睡眠時無呼吸症候群」が引き起こされます。睡眠中に度々呼吸が途絶え、深い眠りが得にくくなります。満足に眠れないので、低位舌がきっかけとなって、大事故が起きる可能性も否定できません。
さらには、低位舌で空気の通りが悪くなると、鼻よりも口での呼吸に頼り始めるため、歯周病や虫歯が進行しやすくなります。咽頭が乾くことで免疫力も低下して、感染症にもかかりやすくなります。また、舌を上顎にうまく押し付けられなくなったために、常に口の底面に押し付けるようにして生活するようになります。これは、二重顎の原因となるだけでなく、食べ物の飲み込みを悪くして、誤嚥性肺炎を起こす確率を高めます。命の危険性さえ含んだ、実に恐ろしい状態、それが低位舌なのです。
4.【食いしばりと噛み合わせ位置の関係】
最近、嚙み合わせの位置が低い子供が急増していますが、これは柔らかいものばかりを噛んでいるために歯が通常の位置まで伸びないためです。噛み合わせが低いと食いしばりやすくなり、食いしばると歯が圧下(歯が歯茎に埋まっていくような状態)し、さらに噛み合せ位置が低くなります。
噛み合わせ位置が低い状態のまま過ごしていると鼻炎になりやすく、姿勢が悪くなって、首の後方が非常に重くなります。同時に舌が後方に下がり、気道をふさぎやすくなってしまいます。
5.【食いしばりを引き起こす原因】
食いしばりを引き起こす原因を大別すると、食生活、動作や姿勢(例えば、スマホ世代の若者の猫背)、歯科金属、ストレスなどが挙げられます。重複する部分もありますが、特に顕著な4つの原因について簡単に説明します。
①食べ物を奥歯ばかりで噛み、前歯を使わない
食卓に出される食べ物はどれも柔らかく調理され、前歯でかぶりついたり、引きちぎったりする必要がなくなりました。その結果、奥歯ばかりで物を噛むために、奥歯の筋肉が常に緊張し、その緊張が強烈に脳にインプットされて、寝ている間にも奥歯で食いしばるという習慣が身についてしまいました。
②不正咬合(過蓋咬合・反対咬合・叢生・開咬)
不正咬合の場合、咬合の位置のずれが大きいほど、ずらして噛む必要があるために症状がひどくなる傾向にあります。ずらして噛み続けると下顎のずれがさらに大きくなり、身体のバランスが崩れてきます。なぜなら、下顎には身体のバランスを保つ役割があるからです。
◆過蓋咬合=下の前歯がほとんど見えないほど、上の前歯が深く被さっている状態
⇒噛み合わせが深いために奥歯でしか物を噛もうとしません。したがって奥歯で
強く食いしばります。
◆反対咬合(受け口)= 過蓋咬合とは逆に上の前歯よりも下の前歯が出た状態
⇒例えば、右側だけ反対咬合である場合、一般的に右側ばかりで物を噛みます。
その為、右側で食いしばるようになり、症状も右側に出ることが多いようです
(歯が圧下する現象も起き、余計に食いしばりがひどくなり、右側に症状が出
やすくなります)。
◆叢生=歯並びが悪い人
⇒歯のどの位置で物を噛んだらよいのか分からないという人に多くみられます。
◆開咬=前歯の噛み合わせが開いている状態
⇒当然、奥歯を使ってしか食事ができません。したがって奥歯で強く食いしばり
ます。
③身体に合わない歯科金属
身体に合わない歯科金属があると食いしばりしやすくなります。特にアマルガムは身体によくありません。ちなみにアマルガムとは水銀と他の金属との合金の総称です。
④精神的要因・生活要因・家庭要因・職場要因
ストレス社会といわれる現在、職場や家庭など、どこにいても人間関係にまつわるストレスを抱えている人が大半です。これが食いしばりの原因となってしまいます。
6.【食いしばりによる弊害】
◆口の中の症状
知覚過敏、歯痛、咬合痛(物を噛むときに痛みを生じる)、歯冠や歯根が欠けたり折れたりする。また、治療の際に使った修復物や補てん物などが、すぐにダメになってしまう。下あごの骨が変形する。口内炎や口角炎ができやすい。舌が痛む。舌の縁が変形する、滑舌が悪くなる。顎関節症を引き起こす。唾液が減少する。歯並びが悪くなる。虫歯・歯周病になりやすくなる。慢性的な頭痛が起こる。口の周りにシワやほうれい線ができる。心理的な不調が起こりやすくなる。口呼吸をするようになる。
◆全身の症状
頭痛、めまい、首や肩の凝り、鼻炎、目の疲れ、腰痛、アレルギー(皮膚炎、喘息など)、慢性疲労、手足のしびれや震え、その他の不定愁訴。
◆メンタル的な症状
睡眠障害(眠りが浅い、何度も目が覚める、不眠など)、軽うつ状態、ノイローゼ気味になる、気分の浮き沈みが激しいなど。
7.【食いしばりのチェックポイント】
以下のことをチェックしてください。当てはまるものが多ければ多いほど、確実に食いしばっていると思って間違いありません。
①舌に歯形がついている
舌の両脇(まれに片側だけのこともあります)に波打ったような形がついていま
せんか?これは舌を下の歯に押し付けることによって起きている現象です。
②頬粘膜にスジが入っている
なるべく大きく口を開いて、頬の内側を見てください。ちょうど上下の歯が合わ
さる位置に、横に一本、白いスジがついていませんか。
③下の顎や上の顎にこぶがある
さらに以下のことが思い当たらないかどうか検証してください。
・舌が痛い、ザラザラする、舌の脇に白いスジができている
・歯や歯茎に違和感や痛みを覚えることがある
・冷たい水を口に含むと歯にしみる
・いつも同じような部位に口内炎ができる
・朝起きたときに顎がだるい、痛みがある
・口の中が渇く。食べ物が飲み込みづらく、飲み物がないと食べにくい
次に口を動かしてみましょう。開いたり閉じたりしたときに、次のような症状がありませんか。
①口が大きく開かない
口の最大開口は、人差指・中指・薬指の3本を揃えて並べ、その指先を盾にして
口に射し込んだ際の、人差指から薬指の第二関節の位置の幅とだいたい一致しま
す。もし、これ以下であれば食いしばりがあると考えてください。
②大きく口を開く時に音がする、痛みがある
③硬いものを食べると顎が痛くなる
④大きくあくびをした時に耳の辺りで音がする
次は身体の状態を見てみましょう。
①首の後ろが特に思い、痛みがある、常に凝りを感じる
②常に疲労感がある
③ドライアイ。目の奥に鈍痛がある。目がかすむ
④頬骨の辺りが痛むことがある、またはよく痛くなる
⑤手足がしびれることがある、あるいは常にしびれた感じがする
⑥頭が重い。よく頭痛を起こす。偏頭痛になることが多い
⑦整骨院に行くと、その日は楽になるものの、翌日には元の状態に戻ってしまう。
最後に生活習慣を見てみましょう。
①力仕事をすることが多い
②デスクワークやパソコンによる作業を長時間にわたって行っている
③集中している時や何かに夢中になっている時に、気づくと歯を食いしばっている
④夜、寝ているときに「歯ぎしりしている」と家族から言われたことがある
⑤人間関係や仕事など、何らかのストレスを感じている
⑥朝起きた時からだるい。疲れやすく、日中もボーッとすることがある
⑦食事の時はテレビの方を向いて食べる
⑧歯の片側で噛む癖がある。食べ物は奥歯で噛む
8.【食いしばりをやめるためのセルフケア】
それほど症状が重くない場合、あるいは重くなったり軽くなったりを繰り返すような場合は、セルフケアを行うことで症状を軽減することができます。軽い少々であれば、セルフケアだけで楽になることも少なくなりません。セルフケアでは、まず以下のことに注意してください。
①上下の歯を接触させないように気を付ける。食事の時以外は離しておくこと。
②舌を上につける。
③長時間にわたって同じ姿勢をとるのをやめる。正しい姿勢を身につける。
④前歯で噛む習慣をつける。奥歯ばかり使わない。片方だけで噛むのをやめる。
⑤顎が痛むときは硬い食べ物を控える。
⑥うつぶせや横向きで寝るのをやめる。
⑦頬づえをつかない。
⑧身体を冷やさないようにする。
⑨歯を食いしばらない。食いしばるようなスポーツ、寒い中での運動を避ける。
⑩症状がつらいときは管楽器の演奏や合唱、発声練習、カラオケなどを控える。
⑪テレビを観ながらの食事は、テレビの真正面に座る
(例えば、右側にあると、右片噛みになる)。
⑫足の裏をきちんと地面に着けて食べる
(小さなお子さんは、足を置ける台を用意してください)。
⑬バッグやカバンを身体の片側ばかりで持たない。
どれも大事なことばかりですが、一番重要なのは、①の上下の歯を触れ合わせないようにすることです。とにかく歯を合わせないこと。上下の歯が離れた状態を維持できるようになるまで、「歯を離す」と繰り返し自分に言い聞かせることです(大きな原因の姿勢の悪さが解消しなければ、再び食いしばる危険性がありますが・・・)。
具体的には、以下三つの方法があります。
<行動変容法>
①自分の周りに貼り紙を最低でも10枚以上貼ります。
貼り紙には、「力を抜く」「リラックス」「歯を離す」「離してる?」など、
脱力するきっかけになる言葉を書きます。
②貼り紙を見て「力を抜かなければ!」と感じたときに脱力します。
脱力の方法は、鼻から大きく息を吸い込み、口を指一本分ほど開いて一気に息を
吐き出します。
このとき息を吸い込みながら肩を持ち上げ、息を吐き出す時に一気に肩を落とします。
この動作によって肩、首、頬、側頭部、舌の筋肉の力を抜くことができます。
この動作は、貼り紙を見た直後に一回だけ行います。その後にまた歯が接触しても、口の周りが緊張しても構いません。とにかく貼り紙を見た直後に一回脱力することが大切です。
<自己暗示法>
眠っている時の食いしばり解消には、「自己暗示法」を使います。
寝る前に意識したことは覚えています。
例えば、明日は旅行に出るから、普段より1時間早く起きなければ・・・。寝る前にこんなふうに思った翌朝は、起きるべき時刻にスッキリ目覚めた、という経験がありませんか?
脳は寝る前に意識したことを、一晩中ちゃんと覚えています。目覚ましが鳴る直前に目覚めたりするのは、そのせいです。この性質を利用すると、寝ている間の食いしばりや歯ぎしりを軽減できます。
やり方は驚くほど簡単なので、ぜひ続けてみて下さい。
①口を自然に閉じた時、歯と歯が触れ合っていないことを意識します。
そして、「上下の歯と歯は離れているもの、歯を触れ合わさない」と意識して
ください。
②鏡を見ながら上下の歯の正中を合わせ、下の顎を少し前に出します。
この状態で呼吸を3回繰り返しながら、鼻で息をしやすい位置を確かめます。
③舌を上の顎につけて、「舌は上にあるもの」と意識してください。
④最後に、「眠っている間、食いしばったり、歯ぎしりをしない」と意識してくだ
さい。
これだけです。最初は半信半疑だと思いますが、そのうち寝る前に意識したことはちゃんとできるようになります。脳は意外に単純なところがあるのです。
<咬筋リセット法>
まず唇を閉じて、両頬に手の平をあてます。ぐっと噛んで 硬くなってポコッと飛び出す所を確認します。ここが咬筋=噛むときに働く筋肉です。力を抜いて咬筋を緩めた状態にすると、歯は2~3mm開きます(正常な“安静空隙”が保たれた状態)。咬筋の緩みを確認してから、「歯をあける、歯をあける、歯をあける」と 3 回繰り返し念じて、この状態が正しいのだと脳に言い聞かせます。5 分程度のイメージトレーニングを就寝前に行うと 1 ケ月で改善されます(触覚とイメージ力と聴覚を同時に働かせる三密法に則ったやり方であらゆる癖の改善に応用可能)。3 回リピートするのが、脳を書き換えるのに必要な回数です。お坊さんが真言を3回ずつ唱えたり、自転車に乗ることができるようになるのも同じ原理です。
その次に大事なのは、②の舌を上につけることです。
食事をしているときや会話をしているとき以外は、舌は上の顎についているのが正しい状態です。
まず、舌先をタングポイントにつけてください。わずかに膨らんでいる部分が感じられると思います。そこが舌先の位置です。次に舌の根元を上の顎に向けて持ち上げるようにしてください。ごくわずかに吸うようにしてみるとスムーズに密着できます。
この状態をしっかり自分の舌に覚えこませます。一日に何度も、「舌を上の顎につける」を意識して、繰返し行ってみて下さい。
なお、特に子供の場合は舌の位置によって顎の大きさが変わり、それに従って歯並びまでも変わってきます。タングポイントに舌があると、上顎が舌の刺激で大きくなります。反対に下顎に舌があると下顎が大きくなります。成長期の子供の場合は、大人以上に歯並びに影響を及ぼすので、舌の正しい位置を親が教えてあげてください。
*ガムトレーニング、あいうべ体操も有効です。
(参考書籍)
・100歳まで自分の歯を残す4つの方法(木野孔司・齋藤博著)2013年
・実践 口腔内科(清水英寿著)2014 年
★食いしば有りをやめれば不調はよくなる!(西村育郎著)2014年
(大事は情報が多数記載されています。おすすめの一冊です)
・歯医者が病気をつくる(篠原裕之著)2015 年
・歯医者が書いた歯医者に行かなくてすむ本(井出徹著)2015年