田中整体療院

トピックス①(健康関連)    

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健康茶でセルフケア(2018.11.11.)

  

過去、健康茶として数種類評価した中で現時点、効果の確認がとれているものは、   
◎副鼻腔炎、歯周病、口臭に著効を示す「ナタマメ茶」   
◎特にビタミンC欠乏症に効く「柿の葉茶」   
くらいしかありませんが、日本でも育成可能な、そして著効を示しそうなものを選んで以下にご紹介致します(詳細は、参考書籍をご覧ください)。   
なお、誰もがご存知のヨモギ茶、ドクダミ茶など取り上げていないものがいくつもありますが、健康茶に関心を持っていただけたなら、ご自分でも色々調べて頂いたうえでトライして頂けたらと思います。   
  
ところで話が飛びますが、50歳以下女性の90%前後が貧血、部活に励んている男子学生の90%弱が潜在性鉄欠乏状態にあるとも言われています。鉄補充の目的で、鉄瓶で沸かしたお湯を使うと(相性の問題もあるかもしれませんが)、更に著効を示す可能性もあります。   
  
参考までに、個人的に試したものは以下の2つの釜焼き品です。どちらも良い商品でした。   
及源鋳造 小鉄瓶 八角 H-174(内壁は生漆仕上げ)    
壱鋳堂 鉄瓶 刷毛目    

  

以下ご紹介の健康茶は、全てノンカフェイン(松葉茶のみ微量に含む)です。   
また、農薬、除草剤のかかったものは不可化学肥料で栽培されたものはダメ。これは、全ての薬草に言えます。   

  

明日葉茶(ガン、動脈硬化、貧血、認知症)   
抗がん力は、ビタミンCの約2000倍(植物性有機ゲルマニウムの効果)、抗酸化力はビタミンEの数百倍。   
詳しくは、「驚異の明日葉―癌も克服、朝鮮人参を超えた!!」後藤迅幟著(1990年)もご覧ください。   

  

◆クマザサ茶(糖尿病、胃炎・胃潰瘍からくる口臭、体力のある人がなる便秘)   
糖尿病の主症状は、喉の渇きと、空腹感ですが、クマザサには、この渇きと空腹を抑えてくれる働きがありますので、食事療法が積極的に進められます。   
家庭で作るのは難しいので、市販ティーバッグ入りがおすすめです。   
やかんでお湯を沸かし、クマザサ茶を入れて10~40分、弱火でトロトロと煮詰めます。   
ポイントは決して沸騰させないこと。100度になると成分が破壊されやすいからです。   
ティーバッグ1袋4g入りで10~15人分も出せます。   

  

◆スギナ茶(糖尿病、皮膚炎、肝臓病、胆石)   
スギナの効果は、血糖値を下げることに尽きる、といってもいいくらい糖尿病に効果がある(伊沢名誉教授)。   
また、胆石に著効のある薬草としても知られています。なお、利尿作用が強いのが特徴。   
5~10gをもみほぐし、耐熱ガラス製などのやかんに入れてみず600ccほど加え、沸騰させる。2、3分煮て火を止める。一日、3回に分けて飲みます。   
熱湯で長時間煎じると有効成分のケイ酸が消滅するので注意。   
胆石など治療目的なら、量を10~20gと二倍で飲用します。   
*妊娠中は飲用を避けてください。   

  

日々草茶(ガンリウマチ、アトピー)   
現在知られている健康食品で、アルカロイドを含むものはほとんどありませんが、日々草のガンへの「驚異の効果」は、成分アルカロイドによります。   
日々草の副作用については、「全体的に胃痛、下痢の症状が、約1~2%程度で認められたが、これらは、日々草を中止した時点で症状は改善された」(永田医師)。   
個人差があるので、敏感な人は常用量の1/2あるいは1/3に減量して服用するとよい。   
詳細は、「日々草の奇跡―ガン・アトピーの1万人に効いた! 」沢井 繁著(1996年)をご覧ください。   
家庭用プランターや庭でも栽培できる。   
青汁はガンにかかっていない人には副作用も考えられるのでおすすめしません。   
粉末は1日1g以上は飲まないように注意。煎じ汁は書籍をご覧ください。   

  

ハスの葉茶(ダイエット、むくみ、便秘)   
ハスの葉茶には、   
①脂肪の分解効果   
②便秘解消   
③利尿効果   
④血行改善   
⑤血糖値降下    
などが医学的に確認されています。   
だから、とりわけ女性の成人病予防に適した民間茶といえます。   
「太り過ぎに悩む若い女性、中年にさしかかって成人病予防を考える方に、ぜひ、お薦めしたい」と、ハスの葉茶研究の第一人者、山ノ内慎一医学博士は言います。   
なお、ウーロン茶、鉄観音茶などは、長年にわたって飲み続けると、体の脂肪分を排出しすぎてヤセギスの体質に変わってしまいます。   
これに対してハスの葉茶は、「一定期間に至るとやせ方がストップし、その人に見合った体重に落ち着き、その後、いくらハスの葉茶を飲んでもやせるということはありません」。   
また、ハスの葉茶を飲み始めると、それまで甘いものや、清涼飲料水、肉などに目がなかった人が一変、あまり飲んだり、食べたりしたくなくなります。大食の人も、食事量が適正量に落ち着きます。理由はよく分かっていませんが、食の嗜好、量を正す働きもハスの茶茶にはあるようです。   
肝心なことは、「ハスの葉茶は食品であって、薬物ではない」ということ。   
同じ中国茶でも「減肥茶」は下剤が主体。飲み続けると、腸が弱ったり、下剤を飲まないと排便ができなくなったり、体内のカリウムの減少が起こったりなどの副作用を起こしますが、ハスの葉茶は、何杯飲んでも一切そのような副作用は起こりません(山ノ内博士)。   
市販のハスの葉茶は煎じる必要はありません。   
一包を急須か大きめのカップに入れて熱湯を注ぎ、5~6分おくだけで飲めます。   
コツはできるだけ濃く出すこと。二番煎じは効果がありません。   
1日当たり適量はティーバッグ3~4包。これを3~4回に分けて飲めばそれで十分。便秘気味の人は、1日4包を4回に分けて飲みます。   
飲むのは空腹時が効果的。つまり食事と食事の間がベスト。   
いちいち熱湯を注ぐのが面倒ならティーバッグ1日分2~3包を一回で出し、つくりおきしておきます。   

  

◆ハトムギ茶(いぼとり、しみ、そばかす)   
昔から「いぼとりの妙薬」としてあまりにも有名です。   
栄養成分は、タンパク質、脂質、ビタミンB群、カルシウム、鉄分などが豊富です。   
良質なアミノ酸が新陳代謝を促進して疲労が回復し、その結果、便秘をなくし、にきび、むくみ、脚気、神経痛、ウイルス性疾患などに効能を発揮するわけです。   
なお、体を冷やす作用があるため、冷え性の人や妊娠中の人は注意が必要です。   
やかん1リットルの水にハトムギ茶を大さじ2杯入れます。火にかけて沸騰したら3分ほど煮出します。   
急須で入れる場合は、ハトムギ茶を大さじ1杯入れて、沸騰したお湯を注ぎ、2~3分ほど待って湯のみに注いでいただきます。その後も、熱湯を足して二煎、三煎までいただけます。量は好みで加減してください。   
ハトムギ茶も緑茶同様、鮮度が大切です。買い置きは2ヶ月分くらいが適量です。乾燥剤をいれて冷暗所に。冷蔵庫には入れないほうがよい。   
*冷えのひどい方、妊娠中の方は、多量摂取は避けてください。   

  

松葉茶(脳梗塞、認知症、心筋梗塞、動脈硬化)   
松葉には、次のような症状や病気に対する薬効が報告されています。   
認知症、不眠、高血圧症、動脈硬化、脳卒中の予防、咳やぜんそく、声枯れ、神経痛、リウマチ、歯痛など。   
「3年続く中風(脳卒中後の麻痺)も松葉酒で立ちどころに治る」と、“本草網目”に記されています。   
実際、三日意識不明の脳梗塞後の重度の認知症が完治、脳卒中後の言語障害が完治などの例があるとのこと。   
適した松の種類は、赤松、黒松、五葉松、大王松、這松、琉球松の6種類。できたら赤松をすすめます。   
ただ松葉は公害に弱い。松枯れなどを起こしている松は不可。また、有毒排気ガスで汚染されているので、道路沿いの松も避けます。   
急須にティーバッグ1袋と熱湯を入れ、5~8分を目安に蒸らしてお飲みください。茶水の色が薄いお茶ですが、だいたい3~5杯分(400~700cc)できます。   
味が薄くて物足りなく感じる場合は、ほうじ茶、ハトムギ茶、桑の葉茶、紅茶、緑茶などとのブレンドもおすすめです。   
飲み方はいろいろ。詳細は書籍をご覧ください。   

  

イチョウ茶(認知症、動脈硬化)   
ドイツで30年前、イチョウ葉抽出エキスの薬効が証明され、薬品として認可を受けました。   
以来、原料のイチョウ葉が日本からヨーロッパに大量に輸出されていることを知る日本人は、ほとんどいません。ドイツ、フランス、スイスなどヨーロッパ各国で、日本産イチョウ葉を原料として血管性疾患治療薬が病院で処方され、市販もされています。   
国立小倉病院の水野修一医師の臨床試験では、脳血管障害や、それによる認知症への著効が確認されており、   
「イチョウ製剤は、ドイツでは、脳代謝改善剤として最も信頼のおける薬として評価されています。フランスも同じ。最高の信頼と同時に、最も売れている医薬品、ベストセラーです。私たちは10年前から、イチョウ製剤を認めるように厚生省に要求してきました。しかし、ダメ・・・」との談。   
なお、イチョウ茶は、イチョウ製剤ほど効き方はドラスティックでなくても、お茶として飲んでも穏やかな効能はあります。一日分大さじ一杯のイチョウ茶を、コップ1.5杯程の水を入れた土瓶で5~6分程煮出します。   
*抗凝固薬、血栓溶解役を服用中の方は、医師にご相談ください。   
 また、妊娠中の方は、多飲をお避け下さい。   

  

◆杜仲茶(情報が少なくて、選定できず)   
中国で5000年以上も昔から別格扱い。漢方薬でも最上位の秘茶。と紹介されています。   

  

◆ハブ茶(胸やけ便秘、更年期障害)   
エビスグサ「決明子」とハブソウ「望江南子」の2種類がありますが、漢方生薬では、これら両者とも同じ効能が認められています。   
ハブ茶は特に便秘の効果が優れています。ハトムギ茶を半分ほどブレンドして飲むと、さらに効果的です。   
強壮、健胃、緩下、利尿作用のあるハブ茶は、これらの症状の改善に非常に効果があります。特に便秘気味や、むくみがちの女性におすすめします。   
ハブ茶として飲む時は、使う分量だけ炒って飲むと風味は倍増。市販ハブ茶は既に炒ってあります「決明子」という名で売られているものは炒ってありません。フライパン等で自分なりに炒ると香気も楽しめます。   
ハブ茶13~15gほどと水600ccを、土瓶(またはガラスポッと)に入れて火にかけます。沸騰後、弱火で5~10分煎じます。1日、3回に分けてこれを飲みます。   
*下痢しやすい方、冷えが強い方は、多量摂取は避けてください。   

  

ビワ茶(効果多数で絞り込めず)   
古来、疲労回復、食欲増進、咳止め、ぜんそく、暑気あたり、胃病、糖尿病、妊婦のつわりなど、漢方として卓抜した数々の薬効が伝えらえています。   
飲み方はいろいろ。書籍などをご覧ください。   

     

(参考書籍)   
「健康茶 すごい!薬効 もうクスリもいらない 医者もいらない」船瀬俊介著(2017年)   

          
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