デザートタイム 5


※ガウリイ女体化ネタです。苦手な方は読まないでね。



とりあえずガウリイをベッドに座らせ、ゼルガディスはその足元に座る。

「ほら、足を見せてみろ」
「……うん…」

丈の長いスカートは足首まで届き、患部を隠している。
ガウリイがスカートに手を掛ける。

ガバッ。


翻る紫のスカートに、視界に入る白い太もも。
そしてその先も目に入ったような…。

「捲りすぎだ、ばかーっ!!」
「わ、悪い……」

ゼルガディスの剣幕に驚き、いそいそとスカートを戻すガウリイ。
微かにゼルガディスの顔に朱が走っていた。


患部を見るために、足を手に取ると、足首には擦り傷ができ血が滲んでいた。
それどころか、足の甲まで擦り傷が出来ている。

履き慣れないサンダルにガウリイは、相当苦戦していたようだ。

「よく我慢したな、旦那」

ゼルガディスが感嘆の呟きを漏らす。
「最初は何ともなかったんだけどさ、途中から…」
「靴ずれってのは、そんなもんだろ」

 ガウリイの足を掴んで、早速手を翳して治癒を唱える。そしてあっという間に傷は消えていた。
ゼルガディスの目の前にあるのは、治癒のおかげで傷が治ったガウリイの白い足で、他に傷がないか確認するため両足を一通り撫でてみたが、もう傷は無いようだった。

 ゼルガディスが見るとは無しにつま先を見ていると、小さな爪が目に入る。

「……小さいな…」
「?……ん!!」

 足がくすぐったさにピクリと跳ね、ゼルガディスが顔を上げればそこには顔を顰めているガウリイがいた。
「わ、悪い。痛かったか?」
「いや……、ちょっとくすぐったいだけだ…」

少し照れた様に笑うガウリイ。それを見たゼルガディスはくすぐったいだけならいいか、と尚も足の爪を撫でる。

そしてゼルガディスの興味はその足先の爪に向く。

何度も爪先を撫でられる感触に、ガウリイは声が漏れそうになるが、なんとかそれを口のなかで噛み殺す。

しかしそれも限界が訪れて、声が漏れてしまう。
「…や……っ」

声につられてゼルガディスが顔を上げれば、そこには赤面しているガウリイがいて、事情を悟る。
そして己も赤面しながらガウリイの足を離す。

「………悪い、ガウリイ」
「……いや………」

そう言いながらもガウリイは、素早く足をゼルガディスの前からベッドの上に移動させる。
そしてポツリと呟いた。


「…もしかして、ゼルって足フェチ?」

「……………、違う〜!!」

立ち上がり、全力で否定するゼルガディスにガウリイが、え〜でも〜、と渋る。

「だってゼルガディス、さっきから俺の足の事ばかり気にしてるみたいだし」
などと言いながら、ガウリイが見上げてくる。
ふるふると震えているゼルガディス。
さらにガウリイは反論されないのを好いことに、なんだか手つきもやらしかったし、などと言い続ける。


ブチッ。

ボフッ。

急に肩口を押され、あっけなくガウリイはベッドに転がった。

「えっと……、ゼル?」

押し倒されたまま足を掴まれ、ガウリイが焦った声を上げる。

「…あんたが、靴が合わなくても黙ってたり、靴擦れが出来ても黙っているのが悪いんだろ。治療の為じゃなかったら、足なんて見るわけ無いだろう!」

「……それにしたって、指まで触ったり…」
更に言葉を続けるガウリイ。
そしてゼルガディスが不意にニヤリと笑った。

「そんなに足を触られるのが嫌なら、徹底的に擽りまくってやる」

「ちょ、ちょっと待ってくれ、ゼル」
あわててガウリイがゼルガディスの下から逃れようと藻掻いても、すでに足を捕まえられている時点で逃げられるはずもなく、これは擽られるしかないのか、と諦めた。


その時。
勢い良くドアが開き元気な声が響いた。


「「ただいま〜。…っ!?」」


客観的に今の状況を見ると、少し服の乱れたガウリイがゼルガディスにベッドに押さえ付けられ、尚且つ足まで掴まれている。

十分に誤解の生まれる余地のある状況。




「「ゼル(ガディスさん)〜〜〜!!!!」」
「い、いや、誤解だぞ…」



「問答無用!!」
「ちょ、リナ、待っ…」


「誤解だ〜〜〜〜っ」





ゼルガディスの悲鳴が室内に響いた。



つづく


デザートタイム 6


※ガウリイ女体化ネタです。苦手な方は読まないでね。



「ふ〜ん、じゃあゼルはガウリイを擽ろうとしていただけだと……」

ガウリイとゼルガディスの間に立ったリナが、仁王立ちになりながら尋ねる。
コクコクと一生懸命頷く床に座るゼルガディスとベッドの上に座るガウリイ。ちなみに、ゼルガディスが若干ボロボロになっている。


「…あんたら、もうちょっと状況を考えなさいよ」
「そうですよ。男性が女性を組み敷くなんて誤解されるに決まっているじゃないですか」


 たとえ元凶がこの2人であっても、真っ当な意見に反論も出来ない。
 項垂れていると、ため息が一つ。

「まあ、いいわ。お腹も空いたしお昼食べに行きましょ」
「おうっ」
 リナの言葉にガウリイがベッドから勢いよく飛び降りる。
 その動作に場の空気も一気に和み、笑いがこぼれる。



 その後、せっかく着飾ったガウリイもいるのだからと普段よりも少し贅沢をしようと店へと向かった。
 実のところ女性陣がガウリイを連れまわしたいだけだったのだが、美味しいものが食べられるとガウリイは上機嫌、普段とは違う女性3人に男1人という構図に気まずいゼルガディスだった。

 実際、街中を歩けば好奇の目で見られた。それには過分にゼルガディスに対する男達の嫉妬の眼差しが含まれていたが。
 その眼差しに、替われるなら替わってやるよ、とゼルガディスが思っていたのは誰も知る由も無い。


「さすがに注目されましたね」
 店に入って窓際の席に通されたあと、アメリアが呟いた。
「そりゃあ、これだけ美少女がそろってれば、ねぇ」
 と答えるリナ。
『違うだろ』
 とはさっきの事があるので、さすがに言えないゼルガディス。変わりに「この組み合わせが珍しいんだろうさ」と当たり障りの無いことを言う。
 結局、上品な店に入ったところで食べる人間が変わった訳ではないので、いつもの食事の量が並ぶ。
 ただ違うところといえば、いつもの騒がしさが無いというところで、さすがに周囲の目があるので普段のように騒いで食べることは無い。

「ちょっとガウリイ、服にソース飛ばさないで!!」
「ああ、ガウリイさん、袖気をつけて!!」
「こら、足を広げて座るな!!」

 約1名、食事をした気になれない者はいたが。



「たまにはこんなお店もいいわねぇ」
 満足げなリナに、ウンウンと頷く2名。不服そうな1名。

「さて、腹ごしらえも済んだし…」
「「えっ……」」
 不穏な空気を察し、逃げ腰になるガウリイとゼルガディス。

「たまには観劇でもしましょーか!!」
「リナさん、ナイスアイディア!!」
「「ええっーーー!!」」

 リナはこの状況をとことん楽しむつもりらしい。



 連れて来られてのは煌びやかなホールで、華やかな雰囲気に気おされる2名を他所に、リナはチケットを4枚購入しずんずんと中に入っていく。

「俺、こういうとこ来るの随分久しぶり」
「俺は初めてだ」
 こそこそと会話をしていると、リナとアメリアに睨まれた。

「「静かに!!」」

「「ハイ……」」

 そしてブザーと共に開演の幕が上がる。


つづく

ブログ掲載時のデザートタイム5・6を纏めて掲載しました。


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