キャベツ畑からこんにちわ(ミルガズィア×ガウリイ) 2
途中から18禁です。苦手な方は読まないでくださいね。
「わっ……、…?」
背に当たるのは少し硬いベッドで、視線の先にあるのは木の天井と自分を見下ろしてくる金色の瞳。それはどこか愉快そうではあるが、どうも自分の立場的にはまずい状況らしい。
耳に唇を寄せられ、囁かれる。
(って、近い、近い!!)
ほぼ頭を抱え込まれるように腕を回され、耳に直接息を吹きかけられるように囁かれると、体が強張る。
「…そうだな、子の成し方で人間と違うところと言えば、同姓間でも子が成せる、というところか」
耳に吹き込まれる息の刺激に意識を持っていかれていたら、言葉を理解するのに時間が掛かった。
「ええっ!!!!うそっ!!!!」
急に叫ぶガウリイにミルガズィアは少し驚いたようだったが、拘束は解いてもらえなかった。
(いや、そいれよりも同姓で子供って…、無理だろ。女はともかく男は産めないだろ。どういうこと!?)
などとグルグル考えているガウリイが気に入ったのか、ミルガズィアは人の悪い笑みを浮かべてクックッと笑っている。
「手っ取り早く実地で教えてやろうか」
「いや、いい!!教えてくれなくていいから!!」
身の危険を感じたガウリイが逃げ出そうとしても、すでにその余地は無く簡単に押さえ込まれてしまう。
もともと竜と人間では力自体に差がある上に、すでに最初から上を取られている時点でガウリイが圧倒的に不利だった。
早々と頭上で拘束された両手はまったく動かせないし、両足にはミルガズィア本人が乗っているため動かせない。
(…片手で押さえられているなんて、屈辱………)
「痛っ…」
耳に微かな痛みが走りそちらを見ると、耳に歯を当てているミルガズィアの姿があった。
そのまま舐めあげられる。
「………っ。ちょっと、何するんだ!!」
声を上げるガウリイに対し、ミルガズィアは「ふむ」とひとつ息をつくと「そうか」と一人で納得をした。
もちろんそれでガウリイにミルガズィアが意図していることが伝わるはずもなく、呆気にとられながら見つめる。
しかしズボンに手が掛けられた段階で焦りだした。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ。まさか…」
「だから実地で教えると言っただろう?」
心の隅では分かっていた。状況的に犯られそうになっていることは。それでも、何かほかの理由があって押し倒されただけかも、とか、ただのじゃれ合いの延長かも、などという期待を持っていたのだが、あっさり否定された。
「最初に言ったではないか。他の生き物と大して変わらない、と」
だから実地といえば性交からだ。とさも当然のように表情一つ変えることなく言われて、ガウリイは血の気が引いていくのを感じた。
幸いミルガズィアがガウリイの上から移動していたため、足をいくらか自由に動かせるようになった。
ミルガズィアには悪いが、ここは1発蹴りでも入れて状況を打破しようとした時。
「……うわっ!!」
そういえば相手が自分のズボンに手を掛けていたことをすっかり忘れていた。
足を動かすために浮かせた腰が、相手にとっても都合が良かったらしく、一気にひざ下までズボンが下げられる。
さらに悪いことには下着まで一緒に。
「………、ふむ」
(…人のモノ見て、ふむ、とか言うの、やめてくれ……)
自分の格好の情けなさと羞恥に赤面しているガウリイに構うことなく、ミルガズィアは下肢へと手を伸ばしガウリイ自身を掴む。
「ひぅ…っ、そ、そんな躊躇いなく…、……ぅ」
「私にも同じものが付いている。別に躊躇う事はなかろう?」
そういう問題じゃ無い!!と言いたいガウリイだったが、すでに動き始めた手はたちまちガウリイの中心に熱を集め、思うように言葉を紡ぐことを困難にする。
「…も、やだ……ぁ、………っ」
返答に困るような質問をしてくるこの青年への軽い意趣返しで始めたこの行為だったが、潤んだ瞳で一心に見上げてくる姿に自分も熱くなるのを感じる。
(私もまだ若いな…)
喉の奥から漏れるくつくつという笑いに、ガウリイが微かに怯えの混じる表情を向ける。
それさえも今はミルガズィアを煽るものでしかない。
グチュ。
「ひゃうっ!!それは……、だめ…、だ……!!」
自身を口に含まれてガウリイの背がしなる。この手の行為の経験が無いわけでは無かったが、相手にされるがままの行為は始めてであったし、何より彼は竜だったのだ。
長命のためガウリイよりも人生経験豊富で、なにより身体的に異なる。
「…ホ、ント…、ダ……、メ。舌、がぁ…、はぅ……、ザ、リザリ…して」
腕の拘束はいつの間にか解かれていたが、中心に直接加えられる刺激と下肢から響く濡れた音に脳内から浸食され、自由になった腕はただシーツの上で彷徨うことしかできない。
刺激を与えるたびに素直に反応を返す体に、ミルガズィアは愉悦を覚える。
「そんなにこの舌が気に入ったのか?」
「んぅ〜〜/////。そ、んなこと……無いっ。ってか、んなとこでしゃべんなぁ!!」
体が思うように動かないのかしどけなくベッドに身を預けたまま、それでもこちらを睨み付けながら、キャラが違う、などと呟かれては愛しさと悪戯心が込み上げてくるのはどうしようもなく。
「じゃあ、嫌いか?」
そう言って少し舌を這わせれば上がるのは嬌声で、それが何よりの答えだが彼の口から言わせたい。
忍耐強い彼のこと、放っておけばいつまでも黙っていそうなので答えを促すように頬から目じりにかけて、ことさらゆっくりと舐めあげる。
吐息を吐きながら脱力したガウリイを抱きしめて、目線を合わせる。
「…どうだ、嫌いか?」
その自信に満ちた表情に、ガウリイは悔しいと思う反面、クシャリ、と何かが崩れたのを感じた。
「……、スキ。気持ち、イイ…」
うっとりと呟かれた言葉に、ミルガズィアが笑みを浮かべると、ガウリイは催促するかのように体を揺らす。まだ発散させていない熱がこもってもどかしいのだ。
再び自身を口に含めば、今度はガウリイの手がミルガズィアの頭に添えられる。本当に添えられただけの手はミルガズィアの頭の動きにあわせて、その髪の中を這い回る。
それはまるで彼が自分の頭を撫でているようで、ミルガズィアは思わず笑みを漏らす。
「んぁっ。も、………もう、…イク。イっちゃ…、ああぁ……っ。」
「んっ…」
激しく頭を振りながら絶頂を迎えたガウリイは、しばらく放心していたが、ゴクッ、という音に我に帰った。
「えっ…、飲んだのか…?」
「…ああ、そうだが?」
目の前にいるミルガズィアの口からこぼれる白い液体、という光景に居たたまれなくなりベッドに突っ伏すガウリイ。
その背にミルガズィアが圧し掛かる。
不埒な動きを始める手に背を見やれば、爛々と目を光らせる獣がいて、体が熱くなる。
「まだ実地は始まったばかりだぞ」
つづく
いや、うん、我ながら何でこんな変なタイトルつけちゃったんだろう、と後悔しきりです。
2010.5.30掲載
今ではこのタイトルに愛着がありますけど、当時はちょっと頭抱えてました(笑)
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