キャベツ畑からこんにちわ(ミルガズィア×ガウリイ)
最初っから18禁ですので、苦手な方は読まないでね。
ベッドとガウリイの体との間に潜った手が、いたるところを撫でていき、でも直接的な刺激は与えないまま這い回る。その刺激と背に当たる熱に、ガウリイはもどかしさも含めて吐息をつく。
自分を押さえ込んでいる彼だってきっと熱に浮かされているだろうに。
「…なあ、服、……脱いでくれ」
そして自分も脱ぎ捨ててしまいたい。まだ中途半端に足に引っかかっているズボンは邪魔だし、乱れた上着を着て下半身はほぼ裸というこの状況。なかなか間抜けだと思う。
それにどうせするなら徹底的に、の方がいい。
「分かった」
あっさりと頷きガウリイの上から退いたミルガズィアは、手早く服を脱ぎベッド下へと落とす。
その間にガウリイも緩慢な動きながらズボンをベッド下へと蹴り落とし、上着を脱ぎ捨てる。
脱いでいる間、ミルガズィアに背を向けていたガウリイは、彼がすぐ後ろにいることなど知る由も無く、後ろから肩にかけられた手に簡単に転ばされてしまう。
ボフン。
ベッドが揺れる。
「ぃたっ……?」
衝撃に一瞬閉じた瞳を開けると、そこには目前に迫ったミルガズィアの顔があってそのまま口付けを落とされる。
「んぅ……、ふぁ…」
唇を撫でる舌を迎えるように口を開けば、すぐに舌を絡めとられ強く吸われる。
それはガウリイの欲を燃え上がらせる。しかし、わずかに顔をしかめる。
その表情に気づいたミルガズィアは、唇を離した。
「……にがっ…」
それが何を意味するものか悟り、苦笑したミルガズィアはテーブルの上のウイスキーへと手を伸ばす。
「これでいいだろう」
そのまま瓶から直接口に含むとガウリイのほうを振り向く。
口直し、ということか、と素直に受けたガウリイだったが、直接喉の奥へと流し込まれるアルコールはきつく、ミルガズィアの胸を叩いて抗議する。
それでもすべて飲みきるまで注がれ、思わず咳き込む。
ゲホッ、ゲホッ。
「…飲ませすぎ!!」
息を整えてから改めて抗議をすれば、そこにあるのは不敵な笑みで。
「それは悪かった」
と全く悪かったという反省のこもっていない言葉を返され、睨み付けるが、全く効果はなさそうだった。
自分でも弱い自覚のある耳を舐められると、ふにゃり、と力が抜けなすがままの姿勢になる。
耳から首筋、胸へと降りるとポツリと立っている部分を舌で刺激する。
「ふぁあぁ………っ。そこはっ、マジで、やばっ……い、からぁ…」
ひときわ高く啼くガウリイに、つい顔が緩む。ここで散々焦らして泣かせるのもいいかもしれないが、今はほかの目的があるので軽く歯を立てるだけにする。
もちろんそれでもガウリイには十分な刺激で、体をのたうたせる。
脇腹、臍と口を滑らせればその先には完全に屹立したガウリイ自身があり、それをやさしく撫でればガウリイが嬌声を上げる。
「…まだ触ってなかったのに、いつからこんなになってたんだ?」
自分でも意地の悪い顔をしている自覚はあるが、荒く息をつきながらあんな潤んだ瞳で見つめられたら自制はもう効かない。
「……、分からない…」
などと消え入りそうな声で呟かれると、すべてを食い尽くしてしまいたくなる。
ガウリイの奥まった部分へと手を伸ばすと、そこはまだ十分には濡れておらず、瞬間思慮する。
試しにガウリイに手を差し出してみると、ミルガズィアの顔を見た後その指を口に含む。そして咥えたり舐めあげたりと一心不乱に吸い付く。
自分の腰がゆらゆらと揺れているのなんて彼は気づいていないのだろう。
「もういいだろう」
そう言って彼の口から指を引き抜けば、もの欲しそうな瞳とぶつかりそのまま唇を寄せる。
そのまま、気を逸らせられるならちょうどいいとばかりに、指を一本、ゆっくりとつぼみの中へと進める。挿れる瞬間は彼の背が強張ったが、すぐにキスのほうに意識が移り、強張りもほぐれる。
同じように2本目、3本目と加えていき、その指が自由に動き回るころにはキスで意識を逸らせなくても異物感に苦しむ様子はなくなっていた。
「大丈夫か?」
「……なんか。変な、感じ………」
薄く笑いながら答えるガウリイの頭を軽く撫でると、さらに奥へとミルガズィアは指を進める。実際自分が入れる前にガウリイのポイントを抑えておきたい。
「ひゃぁぁああ…、だ、めぇ…」
不意にガウリイが叫び、中の指が締め付けられる。
確認するように何度か同じ部分を指で行き来すれば、ガウリイの体が震え甲高く叫ぶ。
目的を果たしたミルガズィアが指を抜くと、恨めしげにガウリイが見上げる。
ミルガズィアは苦笑を浮かべ、ガウリイの耳元に囁く。
「……挿れるぞ」
ミルガズィア自身でもずいぶん熱っぽいと思う声に、ガウリイはその熱に犯されたかのように頷き視線を下に移し。
固まった。
「「…………」」
黙ったのはそれぞれの理由で。
最初に口を開いたのはガウリイだった。
「ムリ、ムリ、ムリ!!絶対入んないって!!てか、んなの挿れられたら俺壊れる」
言葉と同時にブンブン頭を振る。
しかし目の前にいるのは餌を目前にぶら下げられた獣。ガウリイの静止など聞くはずも無く。
「ほぐしたから大丈夫だ。私に任せろ」
「ムリ」と言い続けるガウリイの頭を問答無用で掴み深く口付ける。
その間にガウリイの腰を引き寄せ、入り口に熱を押し当てる。
ひくり、とガウリイの肩が揺れたが口内を蹂躙し続け、ガウリイの意識が逸れたのを見計らいガウリイの腰を浮かし突き挿れた。
「いっ、いったぁ〜〜!!ほ、んと、痛い、って〜〜」
弓なりに体を反らせるガウリイが悲鳴を上げるが、もちろんミルガズィアは途中で止めるつもりは無く、替わりにすっかり萎えてしまったガウリイの自身に愛撫を加える。
しばらくは苦痛の声を上げていたガウリイだったが、次第に快楽の混じった声となり、確かに快楽を得ている証拠に萎えていたものも再び張り詰めていた。
それでもしばらくなだめるように全身に愛撫を加えていると、ガウリイが睨み付けてきた。
「ムリって…、言ったのに…」
「……悪かった」
ぐったりとしている体を優しく抱きしめれば、怒りも収まったのかガウリイも腕を回してきた。
それを了承ととったミルガズィアは腰を進めていく。
やはり苦痛があるのか、短く息を吐きながら力いっぱいしがみついてくるガウリイに、口付けを落とす。
ミルガズィア自身も、いくらほぐしたとはいえ狭いガウリイ内部を推し進める苦痛と快楽との戦いだった。
時間を掛けてすべてを挿れ終わるころには、二人はしばらく息を整えるために動くことができなかった。
先に回復したミルガズィアがガウリイの髪を撫でていると、不意にその肩が跳ね上がった。
「ふぁ……、なん、か…、熱い」
不安げな瞳でこちらを見るガウリイに、ふと思い当たることがありミルガズィアは視線を逸らす。
「…そういえば竜族の精液は人間には強すぎるんだったな。催淫剤のような効果を現すことがあるらしい…」
実は行為の最初のうちは覚えていたのだが、うっかり途中で失念していた。
「……、早く言えーーー!!」
叫んだガウリイは、それで体力を消耗したのかぐったりとベッドに沈む。
しばらく髪を撫でたり、体をさすったりとしていたミルガズィアだったが、それさえも感覚の鋭敏になったガウリイには快楽として伝わり、荒い息を漏らす。
ガウリイがふと気づくと、さすっていた手が消えていた。それを不思議に思ったとき。
ズンッ。
「ひゃっぁぁぁああ…」
「くぅっ……」
不意に動き出したミルガズィアの腰に激しく突き上げられ、ガウリイは堪える暇も無く達する。
その締め付けに耐えたミルガズィアは、ガウリイの顎に手を掛ける。
導かれるままミルガズィアを見上げたガウリイは、ゾクリとした感覚に身を振るわせる。
そこには普段の彼からは創造もできないようなニヒルな笑みを浮かべたミルガズィアが居た。
「その熱が冷めるまで存分に付き合ってやろう」
つづく
もう、つづくってほど書きませんが。一応オチがあるのでそこまで。
2010.5.31掲載
結局、次も長かったですね…。この話は色々想定外の話でした。
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