BLAZEで大石社長のベースプレイをしっかり拝見したあと
(一応、私もベーシスト)、
いよいよ大トリ、P'UNK-EN-CIEL!!
ここでhydeがHYDE
P'UNKとしてこの日初めて登場。
「milky way」の演奏が始まったところで、YUKI
P'UNKの様子がおかしい。
すぐ横でスタッフさんが楽器の具合を見ています。
どうやらベースがトラブったらしく、ゆっきぃがステージ袖にはけてしまいます。
それに気付かず演奏を続ける3人。
「♪月あかりの」のあたりでようやく中断し、状況を察知するTETSU
P'UNK。
客席も「ゆっきぃがいないっ!!」とザワつきます。
私はとっくに気付いてたけどね(笑)。
予期せぬハプニングに、何をしゃべれば良いのか戸惑う様子のてっちゃん。
そこへ「じゃあ、何かしゃべろっか」とKEN P'UNK。
客席の盛り上がりをよそに、ゆっきぃが心配でならない私。
とりあえず処置が済んだようで、
YUKI P'UNKが戻ると、気を取り直して再び「milky way」。
けど、YUKI P'UNKはまだ納得のいかない様子で、
首をかしげたりアンプの前に立ったりして、しきりに音を気にしていました。
曲は終盤に入りますが
、「ゆっきぃ、トラブルに参って"1・2・3・ギョウ!!"忘れたりしないよね!?」
と余計な心配までしてしまいました。そこは難なく乗り切りましたが。
曲が終わると、ゆっきぃは黒いベースを無造作に下ろすと、
一人だけ袖に引っ込んでしまったのでした。
あ〜ぁ、ゆっきぃキレちゃったかも・・・。
そんな心配をよそに、メンバー紹介がスタート。
TETSU P'UNKが、KEN P'UNK、HYDE P'UNK、YUKI P'UNKの順に紹介すると、
いつのまにかステージ奥の椅子に座っていたゆっきぃが、ゆっくりと元の位置に。
けんちゃんに「(ゆっきぃにも)何か一言もらおうか」と振られると、
少し戸惑いの表情を見せたあと
「今はあまり気分が良くないので・・・。
いつもは優秀なスタッフですが、
今日はクリスマスなのに僕をいじめようとしています・・・」と。
ゆっきぃ、しゃべれる気分じゃなかっただろうに、よく頑張りました。
なんだか気の毒で、心が傷みました。
ゆっきぃの楽器や機材に何が起こったのかは分からないけど、
彼にとって、プロとして思い通りの音で演奏できないことがどれだけ不本意だったことか。
ちゃんと音が出ないくらいなら、演奏しない方がマシなんですよ、きっとプロにとっては。
いくらベースがゆっきぃの本業ではないとはいえ、
彼のソロ作品(ラルクのリミックス含む)を聴けば分かるように、
音には非常に繊細なこだわりとプライドを持っているんです。
そんなことを考えていたら余計に心が傷んで、
周囲の盛り上がりについて行けませんでした(泣)。
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