回答スピードを上げよう
一般知識の対策にも書きましたが、↓は大事です。
・試験時間の1時間を一般知識に回せるように法令等のスピードをつける
では、スピードをつけるためにはどうするか?
それは習うより慣れろ!という考え方です。
つまり、考えて考えて答えを出すのではなく、
反射的にこれは〇、これは×という判断を早くする必要があります。
これは訓練しないとできません。
例えば私の考える力が100だとすると
分からない問題Aの回答が100の力で10分かかるとします。
訓練によって問題Aの回答を50の力で1分にしていきます。
考える力の省エネ化と反射回答をしていきます。
頭のいいXさんの考える力が200だとすると
問題Aを予めしらなくても10分かかることはないでしょう。
しかし訓練しなければいつも200の力を使い、かかる時間も変わらず、
へとへとになって時間もかかり、60問解き切らない状況になります。
どうやって考える力の省エネ化と反射回答していくかというのは
やはり繰り返し過去問を解くことと、知識の暗記です。
過去問は知識を問うものが多いですが、10のうちの1か2を選んで問うているので
あとの9か8を知らなくてもたまたま回答できたりします。
過去問だけが本試験に出るわけではないので、知識の補完にはやっぱり10の知識をとりいれる必要があります。
抽象的な話ばかりで、わからづらいと思うので、
憲法でよく聞かれる権能の問題を例にします。
天皇、内閣、内閣総理大臣、国会(衆議院、参議院)、国会議員
それぞれ暗記します。
たまたま過去問で、
「内閣総理大臣の任命は誰の権能?」と出たとします。答えは「天皇」です。
これだけを覚えたとしても天皇の権能はまだまだあります。
全部覚えないと、回答できないときがあります。
私は単語帳アプリ(自分で作成!単語帳)を使って、
表:国会の招集 裏:天皇
みたいな風につくって、全部覚えました。
覚えにくいカードだけ色をつけて、その色だけ抽出するとかできるので、
全部覚えるまで繰り返し使えます。
いったん覚えてしまえば、考え込むこともなく回答スピードが速くなります。
つまり考える力の省エネ化と反射回答ができることになります。
もちろん、考え方から導く問題もあるので、暗記だけで乗り切れるわけではないですが、
逆に暗記できる部分は暗記して、考える時間をつくっていくため、
やはり暗記から逃げないことが試験では大事だと思います。