判例学習について

判例学習について

行政書士試験で私のような初学者にたちはかる大きな壁、それは判例学習です。

 

基礎の勉強をして、過去問に挑もうとすると、必ず変化球のような状況での判例を聞かれます。

 

例えば、行政処分上の撤回。医師会が行った優生保護法の指定医師の取り消し(事実上の撤回)は有効かどうか。
判例を知らなければ、「えっ?医師会は行政庁だったっけ??」ってところからちんぷんかんぷんになってしまいます。

 

んで、条文判例スタンダードに書いてあるように結果だけ覚えると、争点はどこだったか、
そもそもどんな状況で指定取り消しになったのかわからないままになってしまいます。

 

この事件は特別養子縁組の制度創設のきっかけになった事件なので、
必ずしも行政法だけでなく、民法にも関係してくるのです。

 

こういう判例に出会ったら、とことん調べてみましょう。

 

全体を把握することで、大事なポイントもつかめるようになります。

 

私みたいに主婦で稼ぎが少なくて高い本を買うお金がなくても
Wikiやら裁判所の判例やらさるの法律学習やら、、本を買わなくてもある程度の情報はネットにも落ちています。
それがすべてではないので、図書館行ったり、検索したら、大体の全体像は見えてきます。

 

あくまでも行政書士試験の勉強なので、それ以上の勉強は司法試験になってくるので、
自分が5肢択一の問題を解けるように、思い出せるきっかけになるように、ストーリーを把握しましょう。

 

その中で、「ああ、昔こんなことがあったのか」と今まで不勉強だったなと思うことは沢山ありました。

 

テレビで平和な事件のニュースを見ながら、もっと困っててもニュースにならないことも多いです。

 

事件に人あり。

 

判例学習は試験勉強をこえて、考えさせられるきっかけになりました。

 

 

 

 

 

 

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