田中整体療院

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ヒモトレ(2017.6.18.)

1.【ヒモトレとは?】
鍛えるためのトレーニングではなく、ただ、ヒモに体を任せて動いたり、ヒモを体に巻いたりして過ごすだけ、です。それだけで体の偏りが取り払われ、体の“ちょうどいい”ところに調整されます。
つまり、“トレーニング”というより、身体環境を整える“コンディショニング”と捉えるといいかもしれません。
ところで、このヒモトレのすごいところは、ヒモを着けると、すぐに体の構造が丈夫になるだけではなく、ヒモを外してもその効果が続くというところです(体の協調性の崩れによって生まれた重心の崩れが解消され、また筋肉の連動性がよくなるためと思われます)。ヒモは、偏ったり、崩れたりした状態を整えるためのガイド役を果たし、ヒモを手放すことができるようになっていきます。

2.【ヒモトレのヒモについて】
実際に使うヒモは、荷造り用のPPロープや、手芸店、100円ショップで売っているようなもので十分です。ゴムやチューブのように伸びる素材や反対に伸縮性の全くないものは、ヒモトレの効果・効用を消すどころか、逆効果になる恐れがありますのでご注意ください。
◆長さ
1.5mを目安に、体格に合わせて工夫してください。
◆直径
4~6mm。
これでもヒモが痛いと感じる場合は、8~10mmくらいの太さまでなら、効果が
確認されています。
◆素材
アクリル、ポリエステル、綿、絹など、引っ張って5mm程度伸びるくらい。
但し、革ヒモやゴムのように伸びなさすぎたり、伸びすぎたりするのはNG。

3.【ヒモの巻き方】
ヒモを体に緩く“巻く”“纏う”“沿わせる”といった感覚でヒモを巻きます。ヒモの存在が消えるくらい“ゆる~く”着けるのがポイントです。これにより、体の緊張や弛緩のバランスを無自覚に自覚させ、強すぎる所は力が抜け、足りないところは機能し始めます。
ヒモを着ける時間は、一日中ずっと着けてもいいですし、“もういいかな”と思ったら外してもOKです。毎日着けてもいいですし、たまに思い出したように着けてもOKです。

4.【ヒモトレの効果例】
養護学校の生徒さんにも衝撃的な効果が出ているそうです。詳細は書籍をご覧ください。

睡眠が浅い(夜間頻尿、夜間覚醒、寝返りにも有効)
へそを目安にヒモを緩く巻きます(=おへそ巻き)。巻いているだけで体が整います。
さらに脇のすぐ下の胸の所(=胸巻き)、大腿部の付け根にある大転子の辺りにも巻くとよい(=脚ヒモ)。

猫背(身体の左右の連動性もアップ)
タスキ掛け。脇の下に余裕がある程度に調節します。
着けたまま日常生活や仕事、スポーツまであらゆる場面でお試しください。
時間は10分から1日着けっぱなしでもOKです。

呼吸が浅い
(喘息、歌や管楽器をされている方、緊張して呼吸が浅くなった時にも有効)
脇の下にヒモを胸に沿わせるように緩く巻きます(=胸巻き)。胸部だけでなく脇・背中が連動して、体幹全体で呼吸ができます。10分から睡眠時まで、好みに応じて試してください。

浮き指
タスキ掛け+おへそ巻き+脚ヒモ

嚥下障害
烏帽子掛けが有効です。下顎から頭頂部にかけて、緩くヒモを巻きます(要介護者などヒモを使っている人を一人にしないでください)。

咀嚼力改善
(顔面麻痺、片頭痛、寝違え、視界、鼻の通り、誤嚥、顎関節症、首や肩こりに
も有効)
ハチマキのように額から後頭部にかけて一周巻く(要介護者などヒモを使っている人を一人にしないでください)。
*ハチマキの結び目の位置によって効果が変わります。結び目を後ろにすると集中しやすくなりますし、前にすると力を出しやすくなります。

 

(参考サイト)
小関アスリートバランス研究所 
MARUMITSU
ひもトレエクササイズ
ヒモの巻き方 
1本のヒモが体を変える! 話題の「ヒモトレ」入門
浜島貫 

(参考書籍)
・ヒモトレ革命(小関勲・甲野善紀著)2016年
・ヒモトレ入門DVD付き(小関勲著)2017年

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