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中年おっちゃんでも出来た ウェブページ作成講座 with ? mark

第弐章 HTMLの基本構造 − 其の四 HEAD要素

カミハナガーイトモダチダッタ・・・・?
かがみのまえニテ・・・

頭は? HEAD要素
何処まで続く?
情報? META要素
MIMEタイプ
検索エンジン
此処は何処? LINK要素
お、思い当たる節が?
私は誰? TITLE要素
此処までに判明しているHTMLの構造

HEAD要素です。DTDには

W3CXHTML 1.0Multi-part XHTML fileDTDsXHTML-1.0-Strict より

<!--================ Document Head =======================================-->
<!ENTITY % head.misc "(script|style|meta|link|object)*">
<!-- content model is %head.misc; combined with a single
     title and an optional base element in any order -->
<!ELEMENT head (%head.misc;
     ((title, %head.misc;, (base, %head.misc;)?) |
      (base, %head.misc;, (title, %head.misc;))))>
<!ATTLIST head
  %i18n;
  id          ID             #IMPLIED
  profile     %URI;          #IMPLIED  >

と記述してあります。記述内容は以下の通りです。

当サイトでは下記の順序で記述することをお勧めします。

  1. <head>
  2. <meta http-equiv="Content-Type" content="application/xhtml+xml; charset=shift_jis" />
  3. BASE要素 (もし、使用するなら)
  4. <meta ・・・・・・
     :
    <meta ・・・・・・
  5. <link rev="made" href="mailto:メールアドレス" />
    <link rel="index" href="ウエブサイトのトップページURI" />
     :
    <link ・・・・・・
  6. <title>ウエブページのタイトル</title>
  7. STYLE要素SCRIPT要素 (もし、使用するなら)
  8. </head>

何処まで続く? ♪泥濘ぞー♪ 古!この歌知ってる方、います?・・・

要素の影響を受ける範囲です。

前節でHEAD要素の i18n属性はHTML要素で指定してあるので省略すると書きました。

子要素は、親要素の属性やスタイルを引き継いで行きます。しかし、要素は固有の属性やスタイルを持ち、全てを引き継ぐわけでは有りません。

ウェブページを作成する場合、親要素からの影響を考慮しなければなりませんが、そんなに難しく考える必要はありませんよ。実際にウェブページを作成して表示させるとすぐに分かります。

情報?

META要素には、ウエブページ内の情報を記述します。

W3CXHTML 1.0Multi-part XHTML fileDTDsXHTML-1.0-Strict より

<!-- generic metainformation -->
<!ELEMENT meta EMPTY>
<!ATTLIST meta
  %i18n;
  id          ID             #IMPLIED
  http-equiv  CDATA          #IMPLIED
  name        CDATA          #IMPLIED
  content     CDATA          #REQUIRED
  scheme      CDATA          #IMPLIED  >

要素の内容は 空 (EMPTY)です。

空要素

空要素は、開始タグのみで、終了タグはありません。そのかわり、開始タグは半角の空白に続き /> と、閉じます。

○ ⇒ <meta http-equiv="***" content="MIMEタイプ" />
× ⇒ <meta http-equiv="***" content="MIMEタイプ">

REQUIRED は、省略不可です。CDATA は、文字データ(Character DATA)です。

使用例は以下の通りです。

文字コードの指定
<meta http-equiv="content-type" content="application/xhtml+xml; charset=Shift_JIS" />

意味は、このページはShift_JISという文字コードでテキストを書いた XML に準じた XHTML です。

文字コードの指定以前に、要素の内容や属性の値に漢字等が記述されているとブラウザが文字を認識出来ず、文字化けを起こす場合が有ります。文字コードの指定は、HEAD要素内の先頭に記述します。

基準スクリプト言語の指定
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript" />

ページ内で使用するスクリプトタイプを指定します。スクリプトを使用する場合は、必須です。

基準スタイルシート言語の指定
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css" />

ページ内で使用するスタイルシートタイプを指定します。スタイルシートを使用する場合は、必須です。

概説
<meta name="description" content="****" />

ウェブサイトやページの概説を記述します。このサイトでは、

content="パソコンなどまったく無縁な中年おっちゃんでも出来たウェブページ作成講座"

と記述してあります。

キーワード
<meta name="keywords" content="****" />

ウェブサイトやページのキーワードを記述します。このページには、

content="ホームページ,ウェブページ,html,xhtml,css,スタイルシート,おっちゃん,無料,作成,中年,HEAD要素"

と記述してあります。

作者
<meta name="author" content="****" />

ウェブサイトの作者情報を記述します。このサイトでは、

name="author" content="おっちゃん"

と記述してあります。

其の他にもMETA要素の属性はありますが、ブラウザの機能や閲覧者の機器の環境により動作できないもの等です。此処では割愛いたします。

MIMEタイプ

MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)は、1992年にIETFが提唱した規格で、UAサーバー間で利用されるファイルの拡張子とデータ型の関連付けを行っています。

MIMEタイプは、『タイプ名/サブタイプ名』の形式で構成されていて、”/”で区切られています。

text/html

と記述してあれば、『テキストで記述されているHTMLファイル』 という意味になります。

検索エンジン

META要素の概説やキーワードは、何の為に必要なのでしょうか?

Yahoo! JAPANGoogle 等のポータルサイトやツールバーの検索窓に調べたい事柄を入力して検索を行うと、膨大な数のサイトが表示されます。WWW 上に存在する情報(ウェブサイト、画像ファイルなど)を自動で検索して蓄えているからです。

この機能(プログラム)を検索エンジンと呼びます。

初期の検索エンジンは、登録された URI のMETA要素に記述されている概説やキーワードを頼りに収集していました。

現在では、登録された URI のサイト内を全て調べてキーワード毎に収集しているようですが、そのサイトの顔となるべき物が必要です

そのサイトの顔となるべき物が概説やキーワードの内容です。アピールポイントです。簡潔に、判り易い内容が必要です。

LINK要素は、自ページに関連するURI等を記述します。

W3CHTML 4.01 Specification12.3 Document relationships: the LINK element より

12.3 Document relationships: the LINK element
This element defines a link. Unlike A, it may only appear in the HEAD section of a document, although it may appear any number of times. Although LINK has no content, it conveys relationship information that may be rendered by user agents in a variety of ways (e.g., a tool-bar with a drop-down menu of links).

12.3 文書関係:LINK要素
この要素は、リンク(関連)を定めます。A要素と違い、HEAD要素の内容にしか記述できませんが、何度でも記述する事ができます。LINK要素の内容はありません(空要素)が、UA は、様々な方法(例えば関連のドロップダウンメニューによるツールバー)で表示し関係情報を伝達できるでしょう。

W3CXHTML 1.0Multi-part XHTML fileDTDsXHTML-1.0-Strict より

<!ELEMENT link EMPTY>
<!ATTLIST link
  %attrs;
  charset     %Charset;      #IMPLIED
  href        %URI;          #IMPLIED
  hreflang    %LanguageCode; #IMPLIED
  type        %ContentType;  #IMPLIED
  rel         %LinkTypes;    #IMPLIED
  rev         %LinkTypes     #IMPLIED
  media       %MediaDesc;    #IMPLIED  >

rel属性は順方向リンクを指定し、rev属性は逆方向リンクを指定します。使用例は以下の通りです。

メールアドレス
<link rev="made" href="mailto:メールアドレス" />

そのページを記述している人(私)の所在地を明確にする為にメールアドレスを記述します。

サイト内リンク
<link rel="LinkType" href="URI" />

ウエブサイト内のページの関係性を記述します。LinkType には、

start開始ページcontents目次のページ
prev前のページnext次のページ
index索引のページglossary用語集のページ
copyright著作権記述のページhelpヘルプのページ
bookmarkリンク集のページstylesheet外部スタイルシート

等があります。適時使用すればいいと思いますが、最低でも rel="index"rel="start" を使用してトップページURI等のナヴィゲーション用のリンクとメールアドレスを記述するようにします。

Netscape でページのリンク情報を表示させた例

上の表示は、NNを使用して 表示 → ページ情報 でページのリンク情報を表示させた例です。このLINK要素を解釈して何か行なってくれるブラウザが存在するかも知れません。

又、貴方がウェブページを作成して公開された場合、どのページからアクセスされるか分かりません。その時に、戻りのページが分からなければ貴方のサイトにはもうアクセスしてもらえないかもしれません。LINK要素以外にも、各ページに道標となるリンクを記述しておく事も大切だと思います。

外部ファイルに記述しているスタイルシートを参照するには、

<link rel="stylesheet" type="text/css" href="URI" />

と記述します。

お、思い当たる節が?

注意を1つ。思い当たる節が有りませんか?訳の分からないメール、よく来ませんか?

特にアダルトサイトを見た後に・・・・
私は思い当たる節ばかりです。

ウエブページに記載してあるメールアドレスを自動的に収集するソフトも存在するそうです。また、閲覧者のメールアドレスのみならず、アドレス帳に登録されているメールアドレスを読み取ってしまう仕組みが組み込んであるサイトすら有るそうです。

然し、メールアドレスは正確に記述しないといけませんが、勝手にメールアドレスを収集されて、迷惑メール(スパムメールと呼ぶそうです)が増えるのもコマリモノ。

迷惑メール(spam)撲滅私的調査会(高崎作成)

メールアドレスを収集ソフトが見つけられずに、ブラウザはメールアドレスを判定できる方法があれば良いわけです。有りました!

私はオンラインソフトAppli Box & Cup のページさんのHTMLエンティティ生成を利用しています。詳しくは同サイトをお読みください。

君子危うきに近寄らず
虎穴に入らずんば虎児を得ず

私は誰?

<title>ウエブページのタイトル</title>

W3CXHTML 1.0Multi-part XHTML fileDTDsXHTML-1.0-Strict より

<!-- The title element is not considered part of the flow of text.
       It should be displayed, for example as the page header or
       window title. Exactly one title is required per document.
    -->
<!ELEMENT title (#PCDATA)>
<!ATTLIST title
  %i18n;
  id          ID             #IMPLIED  >

此処までに判明しているXHTMLの基本構造

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN"  "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
<html lang="ja-JP" xml:lang="ja-JP" xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
<meta http-equiv="content-type" content="application/xhtml+xml; charset=Shift_JIS" />
<link rev="made" href="mailto:メールアドレス" />
<link rel="start" href="ウエブサイトのトップページURI" />
<title>ウエブページのタイトル</title>
</head>
<body>

BODY要素の内容
(実際に表示されるページの構成や内容)

</body>
</html>

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Created:Jun 01, 2005 Updated:Oct.,25,2011 © by おっちゃん
Oct.,25,2011 全面更新