民法について
民法は合否を決する科目です。
C民法 5肢択一式 4点×9題=36点
記述式 20点× 1題=20点
合計 56点
いくら行政法の配点が多くても、それだけで合格はできません。
民法は範囲が広いので、繰り返し問題を解くのは基本ですが、
お恥ずかしい話、
私は1回目の試験時点では、物権と債権の違いすら理解していませんでした。
正直、とっつきにくいです。
しかも範囲が広いです。
そういうときは、
範囲を細かく分けて、覚えるしかありません。
民法は条文で言うと第1044条まであるので、一般社団法人に関する法律制定で削除されている部分があるとは言え
第1条からやっていたら流石にへこたれます。
まず「編」で分けましょう。
第1編 総則
第2編 物権
第3編 債権
第4編 親族
第5編 相続
さらに第1〜3編、第4〜5編に分けます。
第4編親族と第5編相続は変化球が少なく、直球の知識を問う問題が多いので
過去問を流すくらいに気楽に取り組みましょう。
とくに力を入れなければいけないのは、前者の第1〜3編です。
知識だけではなく、考え方から理解しなければなりません。
理解力を鍛えることが必要です。
例えば「時効」。よく刑事ドラマでみる「時効」は刑事訴訟法上の時効であって、
民法上の時効はまた別物です。
時効は実体法説(停止条件説)と訴訟法説(法定証拠説)があり、法の上に眠るものは保護されないという法格言はどっちにあたるか、とか
さらに時効には所得時効と消滅時効があって、どういう意味があって、
それぞれいつからスタートするか、リセットするか、成立するか、
細かく理解して、丸暗記して、問題を解いての繰り返しをしましょう。
私は民法が苦手だったせいか、一番時間をかけました。
過去問も4週はしたと思います。
ある程度、学習を進めたら、得手不得手がでてきてしまうので
それにあわせながらがんばりましょう。